ご心配を掛けました体調も、最近は漸く落ち着き始めました。

 前回、ご挨拶の中で触れましたツバメのヒナ達ですが、残念な事態を迎えてしまいました。

 六つ子だった彼らのうち、一羽が巣から落下。
 戻してあげた翌日に再び落下しており、発見した時には息がなく、寂しい思いで
 庭の片隅に小さなお墓を作りました。

 それから数日後、私達が家を留守にする時間が長かったために、残った五羽も
 この所、巣立ったばかりのヒナが騒がしく親に餌をねだっていた「カラス」に
 襲撃されたらしく、跡形も無く消えてしまいました。

 残されたのは、数枚の羽と崩れかけた巣。

 野鳥の話は父に訊くと早いので、訊いてみたら、
 ツバメはタカと違って、兄弟同士で押し出すことは無いらしく、
 育つ見込みが無いヒナを親が巣の外に落とすらしいのです。

 すぐに巣に戻してあげても落とされていた話をすると、
 むしろ、親の元に返すより固ゆで卵の黄身をほぐして、そのヒナに与えた方が、
 救えたかもしれないということだったので、知っていればなぁ・・・と後悔しました。

 自然には節理が有って、人が良かれと思って手を加えても、受け入れられないままに
 なるようにしかならず、だからこそ尊いのだと感じ、小さな小さな、そして身近に
 起きた「襲撃事件」から、自然界は厳しいのだとしみじみ考えさせられました。

    
           
          
 ↑ 平和だった頃のツバメ達

 (6月26日更新)

 
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