千庚申塔一基(昭和52年2月15日指定)民俗重要文化財
高さ262cm.銘、 寛政12年庚申12月、記述文:浅草寺別当代法印権大僧都淵海。
銘の概要
塔の建立者 長 真勝という人である。
上層部から順に五重の塔で、上層には大青面金剛あり、両脇に二童子を従え、
その側面には四夜叉が配置されている。そして中層には千体の庚申文字あり、
下層には見猿聴猿話さ猿の三猿及び淵海上人の銘文がある。
建立の年次及び建立者が明らかであり、形態は特殊で、姿は美しく保存も良い。
庚申の由来に就いて説明してあることは注目すべき点であり、塔に施されている青面金剛
の彫刻及び文字も誠に優れている。