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  ASHIKAGA MUSEUM OF ART

〒326-0814 栃木県足利市通2丁目14-7

TEL.0284-43-3131

美術館の本棚2017



「美術館の本棚 2017」  

2017年4月8日(土)~5月28日(日)

会場:足利市立美術館 特別展示室
休館日:毎週月曜日(5月1日は開館)
開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
観覧料:無料
*同時開催の「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」は有料(一般700円/高校・大学生500円/中学生以下無料)

出品作家
太田泰友/小林雅子/さいとううらら/松永亨子/湊七雄/山崎曜/鷲津民子

 本と美術は、古くから互いに深く関わり合ってきました。そこでは、さまざまな画家が書物に挿絵を添え、数多くの名作が生まれました。印刷の技術と書籍の流通が発達し、本のあり方が大きく変化した現代、本のかたちや存在感に魅せられた美術家たちは、そこに絵を添えることだけではなく、本の形態をもとにしたさまざまな造形作品を制作するようになりました。そして、今や世界各国の美術家が、本と造形との出会いが生んだこの新しいジャンルに取り組んでいます。
 足利市立美術館では、本の形態をもとにした造形に注目し、2013年と2015年に、「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」の関連企画として、実際に手に取って観覧できる展覧会「美術館の本棚」を開催してきました。このたびは、国内外で活躍する7名の作家によるブックアート作品が、新たに制作されたものも含めて展示されます。本と美術との出会いが生んだ新しい造形の姿を、「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」にみるさまざまな絵本のかたちと合わせてお楽しみ下さい。







太田泰友 《Frucht I》

1988年生まれ。製本技術の修得やドイツでの制作体験などをもとに、「本」という存在が持つ意味や構造の可能性を模索するようなブックアート作品を制作。ここでは、たとえば家の間取りや本を構成する要素、ドイツ歌曲などをテーマに、そこで使われるドイツ語の意味と本のかたちとを関わらせながら造本が行われている。





小林雅子 《À la recherche du temps perdu》

1971年生まれ。「記憶」を探ってかたちにすることをテーマに、自分自身の衣服や愛用していたぬいぐるみなど、子どもの頃の思い出の中に残るものを、油紙を素材に原寸でかたどった立体作品を制作。さらに、愛読していた本などに造形を加えたブックアート作品を発表。





さいとううらら 《untitled dictionary》

1969年生まれ。円形やリングが無限に連鎖するかたちをもとにしたインスタレーション作品から出発。近年は版画作品のほか、蜜蝋やプラスティック等で辞書などの本をかたどった中に水と空気を内蔵する構造を持たせ、それを手にすることで、水が内部を移動する感触や質量を体感できるオブジェ作品なども制作。







松永亨子 《正方形の皮膚・正方形の瞳 ー 科学者の夢 ー》(特装版)

1981年生まれ。「個人が世界と触れ合う感覚」を表すことをテーマに、写真や版の技法などをもとにしたブックアート作品を制作。ここでは、自身が街なかで出会った光景、人やモノと関わり合った時間、夢の中の情景などが、製本の技術を駆使しながらかたちとなって現れる。






湊七雄 《目覚めのあと》

1972年生まれ。近年は「森」「風」「気流」「霧」など、自然やその事象から感じた気配をテーマに、自身が在住する福井の越前和紙に、塩化ビニール板を版として重ね刷りをする、PVCエッチングという技法による版画作品を制作。合わせて、本のかたちによる作品を展開。






山崎曜 《一枚革の辞書》

1962年生まれ。 出版社勤務の後に製本技術を修得して造本の世界に入り、さまざまな造本に関わりながら、本の新たなかたちや構造、紙以外の素材へのアプローチも行ってきた。また、「手で作る本の教室」を主宰し、造本家、ブックアート作家を輩出している。






鷲津民子 《Washizu drawing No.10》

1945年生まれ。日常の側にあるものに意識を傾け、その美しさを表すことを模索しながら、石膏や紙など無彩色の素材と、種子など自然物とを組み合わせた作品などを発表。さらに、そうして得た感覚によるドローイング等をスクラップブックの形式で表した作品を制作。



→美術館の本棚チラシ表面

→美術館の本棚チラシ裏面






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更新:2017/48
足利市立美術館ブログ





2017年度カレンダー

2017年度年間スケジュール

次回企画展として「BIB 50 周年 ブラティスラヴァ世界絵本原画展―絵本の 50 年 これまでとこれから―」が4月8日(土)~5月28日(日)に開催されます。以下で展覧会チラシがご覧いただけます。
→BIB2015チラシ


同時開催展として手に取ることができる7名のブックアート作品による展覧会「美術館の本棚2017」を特別展示室にて開催します。
→美術館の本棚の詳細