的 撮影の ポ・イ・ン・ト

 

 固定撮影について

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 私の写真のテーマは、星   
   星座を出来るだけ切らないようにする為に 
   広角レンズの使用頻度が多いようです。 

白樺樹林帯とさそり座  F4 10分 ISO400

何日?(月の撮影を除く)       
   
月明かりは星を観ずらくします、月の反対側の観測で多少良くなります。

月齢・旧暦

27以上3日以下

4〜7日

8〜21日

22〜26日

条件

最良

不適

月齢は新聞のこよみ欄・旧暦はカレンダーに良く出ています。

何処で?
   標高は高い程よく1000m以上登ると良くなります。
   大都市から 出来るだけ離れる。(光害の為)
   周りに街灯が無い所(視野に入らない様)

撮影地は前もって調べておく
   
星座が一番ですが、地上の構成物も、重要ですから
   ロケーションの良い所を何時も探しています。
   地図、PCソフトとか、後は、実際に行った時は、
   コンパスで方向の確認をしています。解りずらい
   撮影地は、目立つポイントからの距離など
   出来るだけ詳しく調べておきます。
   (星は待ってくれません。私の経験ですが、
    暗くなってから探すのは大変で、撮影時間に遅れて、
    撮れなかった事がありました。)

第一に安全を考えて、出来るだけ一人で
   行動しない事をお勧めします!
   
事故が起きたとき、助けてくれる人がいません、
   それに、話相手がいた方が楽しいですヨ。

 

必要な物
   カメラ・三脚・レリーズ・時計・赤い光のペンライト

   懐中電灯・遮蔽板(黒いダンボウル等)

   防寒具(帽子、手袋、靴下等、)….気温は標高100m
                 付き
約0.6℃下がります

有ると便利な物
   方位磁石・星座早見板・ラジオ(熊よけにもなる)・

   携帯電話・サマーベッド(寝ながら観望できる)

撮影手順  
   1レンズの前をカメラに触れない様に黒の遮蔽板で被う

   2シャッタースピードは、バルブ(B)で
    レリーズを押す(シャッターを切る)

   3手を静かに、レリーズから離す

   4カメラに触れない様、遮蔽版を静かに離す(撮影開始)

   5星空をゆっくり眺めよう、流星が流れる…カモ・・ネ

   6撮影時間の修了と同時に遮蔽板をレンズの前に被せる(撮影終了)

   7レリーズを戻す

              *遮蔽板(黒く塗ったダンボール・板)

群馬県 谷川岳 一の倉沢 28mm F4 12分 ISO400

露出時間

  一番難しいのが、撮影時間です短か過ぎると写らないし
  長過ぎても空の明るさで星が消えてしまいます。
  夜空は真っ黒ではないので、青空に成ってしまいます。

  月の有無、月の月齢や位置も大きく露出に影響しますので
  何度かテスト撮影しておくと解ってくるでしょう。
  カメラが数台あると、当日+補正
(1.5)と‐補正(0.5倍)
  等の、数通りの条件で撮影が出来、成功率が高くなります。

  下のデーターを参考にして下さい。 

ISO感度400の露出時間  

 

F1.8〜2.8

F3.5

F4〜5.6

F8〜10

標高1000m以上の暗い所

1〜10分

15

20〜40分

60分〜

郊外、ライトなしで歩ける程度

1

5

15

20

  注意月の有 無・透明度・フイルムの種類・等により条件は変わります 

表現方法による露出時間について

北極星付近 28mmレンズF8

60分間の軌跡

北極星はほとんど
動かない。
極から離れるほど
移動距離が増す。

天の赤道付近 28mmレンズF4

10分間の軌跡

赤道付近の星
(真東から登る星)
が一番移動距離が
長くなる。

撮影する星座の位置により撮影時間を考える

   星座を意識する時は、赤道付近は1015分が目安です。
   これ以上長いと星座が解り難くなります。

   軌跡を意識する時は極付近では1時間以上がよいでしょう。
   勿論F値は8以上です。数時間になる場合はF
16ぐらいを勧めます。

 

 

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