13 06月01日

少年と父親と釘の話、さてその真意は

   なんだか感動した。俺はここまで悪いことはしていないけど、バイクに
  乗ったり、補導されたりしたことは何度かあります。母さんを泣かせたこ
  ともあります。自分もその度「ごめん、もうやんないよ」とそんな適当な言
  葉でごまかしてきました。(中学校時代の話)
   今、一番身近なのは電話代です。毎月携帯と家のを合わせて3〜4万
  円。それで毎月しかられて、もう3年位くりかえしています。反省するのだ
  けどなおせない状態です。
   俺も悪いところを少しずつなおしていきたいと思います。

 学級通信10を読んでの意見です。あの文章の主題が何だかわかりますか。
どうやらこのヒトはわかっているようです。自分自身のことに重ねて考えることが
できたからでしょうか。

   僕もバイクや自転車を盗んでしまおうと思ったことは、何度もあります。
  しかし、本当に盗んだことは絶対にありませn。なぜならば、これからの
  人生を壊してしまうかもしれないからです。人間、我慢することは大切だ
  と思います。

 我慢するということ、確かに大事なことです。今回諸君には、10の文章の主
題が何か、ということを考えてもらっています。確かに父親の姿からは、我慢する
ことは非常に大切だ、ということが伝わってきます。何度も何度も悪いことを繰り
返して帰宅する息子に対し、ただ黙ったまま釘を打つ。並大抵の忍耐力でできる
ことではありません。我慢する父親を見て、少年も我慢することを学んでいったの
でしょうか。
 たった一枚の学級通信から、諸君は本当に色々なことを感じ取ってくれたようで
す。主題は一つなのですが、それに付随して大事なことがいくつも入っているので
すね。

   少年が父親に「もうしない」と何度も誓っている所が、なんとなくというか
  少し、自分と先生に似ていると思いました。「頑張る」と何度も約束したの
  に、少したつとまた遅刻・欠席。でもその時は本当に頑張ろうと思っている
  のにナゼでしょう?
   多分卒業して就職とか進学にあとあと困るというコトを、あまり実感してい
  ないというせいもあるケド、それよりなにより「眠いから」とか「だるいから」と
  か、そんな自分の甘い気持ちに負けてしまうからです。あらためて自分は、
  自分自身に弱いな、と思いました。
   だから、もっと自分自身に強い自分になりたいと思いましたとさっ、という
  コトで、これからもまた頑張っていきたいと思います。

 確かに諸君の日常生活の中で頻繁に出てくる言葉に「はい、わかりました」や
「もうしません」が入っているようです。私はよぉく知っています。何故かというと、
答えは簡単。私は諸君に「わかりましたか、オイ」と言う立場だからです。私ごとき
のような、くっだらない人間が教師という職に就いて、何万回と口にした言葉です。
そしてその数だけ「わかりました」という答えをもらっています。しかしその割には、
身入りが少なすぎるのです。上のヒトのように、返事をしても実際に行動が伴わな
いヒトが多いのです。
 理由は上のヒトも書いています。自分の甘い気持ちに負けてしまうのでしょう。返
事をした自分自身に責任が持てないのでしょう。だんだんと主題に近づいてきたよう
です。自分に強くなるというのは、大事なことですよね。私もそうありたいと思ってい
ます・

6月の予定

   1日(木)  夏服変更
   2日(金)  第1回マナーアップ運動
   5日(月)  アンケート調査
   7日(水)  授業料振替日
   8日(木)  前期中間考査〜13日
   15日(木)  授業料最振替日
   18日(日)  英検一次試験
   19日(月)  映画鑑賞会 〜20日
   24日(土)  オープンスクール

            誰かこの学級通信に正式なタイトルをつけてくれ!何かないかね 

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