14 06月07日

初心を思い出し、自分をみつめなおす

 6月になりました。諸君が2普3の一員になって、もう2ヶ月が経とうとしてい
ます。中間考査ということもあるし、ここいらで諸君に、気持ちの入れなおしを
してもらいたいと思います。諸君のほとんどが知っているであろうことわざに、
「初心忘れるべからず」というものがあります。「何事も初めの時の、謙虚で真
剣な気持ちを、常に失ってはならないぞ」という意味です。
 超有名なことわざには、超有名なりの理由があります。理由は簡単、ものす
ごーく大事なことだからです。だから我々の中に溶け込んでしまっているので
す。しかしながらこの言葉、溶け込んでしまっている割には活用されていない
少々かわいそうな言葉でもあるのです。
 諸君はどうですか、ほとんどの人が知っていると思うのですが、では実際に
言葉通りにしてみたことがあるか、ということになるとどうでしょう。おそらくほと
んどの人が「ない」ということになると思います。ものすごく大事な言葉なのです
が、行動におこすのがとても大変な言葉なのです。この「初心」には強敵が存
在するのです。
 その強敵というのは、「慣れ」なのです。慣れとは本当に恐ろしいものです。
人間、何事も慣れてくると横着になり気持ちもゆるんできます。一言であらわす
と「手を抜く」ということでしょうか。
 今の諸君にとって、最も必要な言葉であり、考え方でもあるのが。この「初心
忘れるべからず」です。高校生活も2年目になりました。入学時の緊張感を覚
えていますか。また、今年度2普3になりたてのころの、なんだかヤケにしーん
と静まりかえった教室の、諸君それぞれの緊張感を覚えていますか。覚えてい
るだけでは何の役にもたちません。常日頃の行動や考え方に反映させなけれ
ば、何の価値もない言葉なのです。
 今年度になってから諸君に考えてもらった「いじめ」等の問題も含み、諸君一
人一人が、慣れて横着になり、気をゆるめている部分はないか、知らず知らず
のうちに、小さな事件の主犯になってはいないか、ということを見直してもらい
たいと思います。

各項目じっくりとチェックしてみる

   1  服装・持ち物
   2  号令時の起立の仕方
   3  あいさつの発生
   4  SHR時の姿勢
   5  授業の準備(机上に教科書類)
   6  授業の態度(ノート・発言・内職)
   7  チャイムへのこだわり
   8  紙くず、食べかす、空き缶の処理
   9  清掃時の態度
   10  遅刻することへの気持ち
   11  欠席することへの気持ち
   12  忘れ物をすることへの気持ち

   13  人の悪口をいった
   14  人に悪口をいわれた
   15  人に買い物を頼んだ
   16  人に買い物を頼まれた
   17  いじめ的な行為を注意した
   18  いじめ的な行為を注意された
   19  自分が馬鹿にしている人がいる
   20  自分を馬鹿にしている人がいる
   21  数人で人を囲んでちょっかいをだした
   22  数人で囲まれてちょっかいをだされた
   23  人の身体的な特徴をはやしたてた
   24  自分の身体的な特徴をはやしたてられた

1〜12の項目の中で、手を抜いていると感じたものはチェック。
13〜24の項目の中で、あてはまるものはチェック。

 上記の中でチェックされたものについて、具体的な内容と、これからどう心
がけ、取り組んでいくか、今までの自分とこれからの自分ということも含めて
ノートに記入し、6月16日までに提出してください。 

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