033 05月27日

私はオニイサン。 

 なんだか最近、ちょいとカタい話が多かったようなので、今日はこの週末に思ったことやら感じたことやら(どっちも同じぢゃーないか)でも書いてみます。
 以前、中学時代から音楽が大好きで、それを仕事にしようとしていた・・・なんてことを書きました。大学を卒業し、この仕事に就く時に、ある程度仕事としてもマワり始めていた音楽をやめてしまったのです。それ以来、当時なけなしのお金でローンを組んで買った楽器(Fender USA JB 1978 black、コレ以外にも何本かあるのだがメイン使用)は、年に何回かの友人の結婚式やらナニやらのパーティーで活躍する他は、我家の廊下にケースごと立て掛けたまま、たまに足をひっかけて 「ちっ」 なんて言われてしまう対象でした。
 ところが1年ほど前から、インターネットで知り合った都内のオジサン達と数ヶ月に1回のペースで、音楽スタジオに入って演奏する機会が出来始めました。「行く末はどこかでライブでもやらかそう」 なんていうスタンスで、のんびり(私が遠いトコロに住んでいるということもあるのだろうが)と活動しています。
 そんな中、今年に入ってから、群馬県内の某ライブハウスのセッションディ(楽器を持って呑みに行き、マスターが適当に 「次は○○さんと△△さん・・・」 なんてアトランダムに指名して、ステージでライブをしちゃう日)で知り合った群馬県のオジサン達ともバンドを組むことになりました。
 最初は酔いに任せて、適当にすちゃらかすちゃらかと演奏をしていたのですが、このオジサン達はあなどれません。生半可モノの私なんかとは比較にならないくらい、音楽に対する造形が深く、テクニックも素晴らしいのです。おかげで最近は酔っ払っている暇さえありません。
 お互いの身分なんかよくわからずにバンドを組んだのですが、ボチボチお互いがナニモノなのかが見えてきました。私もカタイ仕事のひとつに含まれるのでしょうが、それ以上に私以外の3人のオジサン達はおカタいお仕事のようです。英語の専門家だったり、読経の専門家だったり、単身赴任中のアメリカで同じようにセッションに参加してきたツワモノだったり・・・・・・。ま、そんなおカタイ仕事を持っているからこそ、かなりイカシたオジサン達だと言えます(オジサン注:あんたもオジサンぢゃないか、と言われてしまいそうだが、都内も群馬のバンドも私なんかは一番年下なのでオジサンではない・・・)。そして共通の音楽(ブルースというジャンル)でつながっているところに、私は魅力を感じてしまいます。
 ま、そんなオジサン達のおかげで、受け取る側で音楽を楽しむのではなくて、再び与える側で音楽を楽しめることになりました。近いウチに話をしたいと思いますが、「音楽のチカラ」 って素晴らしいのですよ。
 目下の悩みは昔のように上手く楽器が演奏できなくなっていることです。そりゃー楽器触っていなかったのですからアタリマエです。失ったテクニックを取り戻せるように、現在は挽回の真っ最中。あ、やっぱり挽回は大切ですね。
 そうそう、先日そのライブハウスで演奏し終わったら、「先生、覚えてますか!」 と数年前に送り出した卒業生が声をかけてきました。なんだか嬉しかったです。
 さ、今週も始まりました。中間考査、漢字検定、基礎学力試験・・・はふ〜・・・などと思わすにがつーんといきましょ。 


相手がどう思っているかは相手が決めること。あなたが決めることじゃないよ

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