034 05月28日

挽回。 

 『以前この少年のように、ケンカや自転車の窃盗などで自分を信じている親を裏切ったことがある。でも、親が信じてくれたおかげではい上がれた。▼この少年もまた父が少年を信じていたためはい上がれたのだ。人間、この少年のように 「信じてくれる人」 と 「決意」 があればはい上がれるのだ。挽回できるのだ。良い道に進めるのだ。▼自分はまだ直せていない悪いことがひとつある。でも、信じてくれる人と決意がある限り、少しずつ直していこうと思う。』
 →なんだか素敵な意見です。このヒトは自分をしっかり見つめて過ごしているのでしょうね。だから今までの人生で、多少なりとも 「挽回」 ができたのでしょう。まだ直せていないひとつの悪いことに関しても、きっと直していけるのでは、といったチカラ強さを感じます。

 『こういうことは絶対にしてはいけないと思います。この父親は、少年に対して 「お前はこんなに罪を犯して来たけれど、最後には今まで犯してきた罪と同じ数の良いことをしてきたじゃないか」 といいたかったのだと思いました。▼大切なのは、親子であってもお互い信じあうことだと思いました。』
 →犯した罪と同じ数の良いこと・・・それが 「挽回」 なのです。信用を失ったヒトが、口先だけでなんとかしようとする姿をたまーに見かけます。はっきりいってそれでは信用は取り戻せません(とか言って私もそういった時期があった・・・過去形か・・・?)よね。こうしてひとつひとつコツコツと取り組んでこそ、信用を取り戻せる本気の 「挽回」 ができるのでしょう。

 『この文を読んでお父さんの気持ちがわかりました。子供が何度も 「もうしない」 と言っているにもかかわらず、ケンカやバイクを盗んで警察に世話になることなどなど・・・・・・。壁に釘を打ったのは人の心の傷だ、というのは本当のことだと思います。▼少年はその釘(人の傷)を1本1本抜こうと努力して全部抜いたけど、その壁の傷(人の心)は一生癒されないでしょう・・・・・・。▼少年が思う通り、「どんな気持ちで釘を打ち続けたのだろうか?」 やっぱり父は悲しい思いで釘を壁に打ち続けたに違いないと思います。結構心に残りました。』
 →諸君もいつかは親になります。その時に、この父親と同じ心境になることがあるかもしれません。残念ながら私はまだ 「親」 になってはいませんが、こういった仕事に就いているとなんとなくですがわかってきます。

 今回は3人の意見を紹介させてもらいました。とりあえず 「挽回」 の大切さ、みたいなモノは今回でヒトクギリつけようかと思います。諸君に必要かな・・・と、感じた時に、またハナシをさせてもらうかもしれません。
 「挽回」・・・・・・本当に大切なことだと思います。今後 「挽回」 する時は本気でGO!です。 


人を好きになるのに、時期もクソもない

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