059 07月02日

民宿ヨシムラその後。 

 10人ちょっとのばかちん大学生達は長野県に入り、運転手をしていた我々3年生は車を止め、車内に後輩達を残し小休止をしました。
 友F「さーて、どうするか」  私「うーん、とりあえず観光案内所が閉まる前に聞きに行こう」  友F「どこにする?この辺でいいか」  私「うん、ナニ気にこういった高原地帯の方が泊まる場所はあるでしょ」  友F「それより奴らにいつバラすんだ?」  私「今でいーんじゃないか?みんな車から降りてもらおう」  一同「はぁ〜、いい空気。高原って感じよねぇ〜」  友F「皆さ〜ん。お伝えしなければならないことがありまーす」  一同「なんですかぁ〜、Fさ〜ん」  私「実は民宿ヨシムラなんてありませーん」  友F「宿はこれから探すんだ。だーっはっはっは(アタマをかきかき)」  私「だーっはっはっは。ごめんねー」  一同「だーっはっはっは・・・・・・(チカラ無し)」  
 いざとなれば車の中でもどこでも寝泊りや飲み会ができますから、我々(私と友人Fら)的にはどーでも良いのですが、さすがにそうではないヒト達もいるようで、結構ヒナンゴウゴウでした。いまさら引き返すわけにもいきませんし、来てしまったからには宿を探さなくてはなりません。しかもできるでけ安く済むところを・・・・・・
 観光案内所に飛び込み、「なんて無茶なことをするヒト達だ・・・」 という視線を浴びながらも、白樺高原にほど近い 「姫木平」 という所の貸し別荘を紹介してもらいました。貸し別荘ですから、当然食事などは自炊することになります。高原と言えば諸君と同じく、やっぱり手作りカレーライスということになり、4人の女子部員はあーじゃねーのこーじゃねーのと言いながら、作っていましたっけ。缶ビール飲みながら待ってる我々3年生・・・。ああ、センパイってらくちんです。好き勝手やってこの有様ですから・・・・・・。てゆーか、ある意味非道い(「ひどい」と読んで欲しい)ヒト達です。
 よくよく考えると、こういった 「ばかちん大学生のイイカゲン合宿&プチドライブ」 みたいなものには、ほぼ毎週のように行っていた気がします。火・木・土と渋谷校舎で部活動を行い、その後は決まって飲み会に流れ込むというパターンが常の中、週末の飲み会では、だいたい 「明日の日曜はナニするか・・・」 みたいな話になって。その場の勢いで結構メチャクチャなこともやっていました。
 そういえば飲んでいる席上で 「明日はキャンプだ。よーし、お前も来い!」 なんて言って後輩を誘って強引に丹沢渓谷(けいこく)まで連れて行ったこともありました。
 なにが言いたいかって・・・・・・。諸君が卒業後のことを考える時の一助となれば・・・と思い、大学生の実態をオハナシしたまでです。たまたま私の周りには、こういった遊びが中心のばかちん大学生しかいませんでしたが、かなり充実した学生生活でした。もちろん勉強中心の大学生活だってアリアリです。というか、それが普通かもしれませんが・・・。
 彼等とは、今でも付き合いを続けさせてもらっています。言い方はちょっとキザかもしれませんが、私の財産のひとつです。諸君も財産作りに励んでください。
 いちおうしっかりとオチを付けられましたかね。
 ちょっと強引。 


人間、無理だとわかっていても、やらなきゃいけないこともあるんだよな

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