085 09月18日

カッコよくなりましょ。 

 試験がばんばん返されてきてますね。出来具合はどうですか?
 終業式まで短縮時間割に変更になって、学期末ムードぷんぷんです。27日の前期終業式で成績表を渡します。各教科の成績は10〜1までの10段階でつけられます。その時に3〜1の成績がついてしまった教科は、所謂(いわゆる) 「赤点」 と呼ばれる単位不認定教科です。もし、そんなモノが諸君の通知表についてしまっていたら、終業式の日は、保護者の方に学校にきていただかなくてはならなくなります。
 まだ一年間の半分、前期の段階ですが、「このままのペースや姿勢で取り組んでいると、学年末の成績表でも不認定がつきますよ、学校としても進級の保証ができなくなってしまいますから、どうか後期は頑張ってくださいね」 ということを正式に伝えなくはならないので、学校にきていただくのです。
 私はやりたい放題し放題で、さんざんな高校生活を送って来たつもりです。こんな職に就いてしまったため、闇に葬(ほうむ)り去らなければならなくなった過去もありました。いや、あくまでも気がするだけですが・・・・・・。それでも学校に親を呼ばれたことは一度もありませんでした。
 普段、「自分はもう何でも出来るんだ、何も構って欲しくないし、放っておいて欲しいんだよ」 なんてスタンスで、ほとんど親と接触せずに過ごしていました。そうは言っても食事や洗濯は親の世話になていました。親と顔を合わせないのに、黙って弁当を用意してくれたり、きちんとたたまれたパンツを部屋に置かれちゃたり・・・。コレってカッコワルイですよね。それなのに学校に親が呼ばれちゃったりしたら、更にカッコワルイの極致です。地平線のハテまで行って穴掘ってもぐっても、まだ足りないくらい恥ずかしいと思いませんか。私はそんな高校生活を過ごしたくなかったのです。要は、「やるべきことはしっかりやって、親にコレ以上の迷惑はかけないようにする」、という意識で過ごしていたのです。ちょっと言いすぎかもしれませんが・・・。
 毎日の終礼時、日直の板書の中に 「軽率な行動をしない」 という言葉があります。服装をしっかり・・・、頭髪をしっかり・・・、提出物をしっかり・・・、等など、細かいコトも板書したりしますが、実は上記の言葉の中に、それらの全てが集約されていると気が付いていましたか?
 まだまだ未成年、学費だってほとんどの諸君は親に出してもらっているはずです。なにかあったら親に迷惑がいってしまうのが当然な諸君は、これ以上カッコワルくなってはいけないと思います。
 毎日諸君が目にしているので、軽く読み流してしまいがちな、「軽率な行動はしない」 という言葉、←コレってメチャ大切なことなのです。今回にあてはめると、出された課題類は期間内にGO!です。
 諸君は高校時代の私よりもカッコよくなれるはずです。私なんかよりカッコわるくならないようにしなきゃいかんよ。
 あ、もし27日に保護者の方に来校していただく場合は、その週のアタマ位には連絡させてもらいます。
 マジでね。 


苦しいこと、つらいこと、多く知っているから、楽しいこと、小さな幸せを素直に喜べるし、本当の幸せを知ることができる

BACK