091 9月27日

パワーアップ。 

 「Positive」 もbX1を迎えました。
 今日は終業式です。いや、前期終了式と言った方がよいですね。とにかく節目です。節目といったら節目です。
 ムシムシ君で言えばタマゴから幼虫となって生まれた時、幼虫からサナギになる時、サナギから成虫になる時・・・・・・が節目になります。
 私の大好きな湯豆腐(木綿)の原料の大豆で言えば、水にひたされた後にすりつぶされる時、その後おからと豆乳に分けられた時、四角い型箱に入れられた時、型箱から取り出された後くずされて、再び木綿を敷いた型箱に入れられた時、固まってから取り出され、一丁の大きさに切られた時、私に買われて、ダシ昆布をひいた湯豆腐鍋に入れられた時、ころあいを見計らって、薬味の入った小椀に移された時、「つるん」、と食道を通って胃袋に到達した時、胃液に溶かされて・・・・・・、これ以上は止めておきましょう。
 以上のようにモノゴトには大体節目というものが存在しています。昆虫や大豆であれば、その一生で接する 「節目」 は限られてしまいますし、自分の意思ではどうにも出来ない部分が多いです。ところが、我々ニンゲンってーものは、そんな節目に何度となく接することが出来ますし、自分で節目を作ることも出来ます。暦(「こよみ」 と読む。カレンダーだな)と共に生活していることも大きく影響していますね。そんな節目のひとつが、今日の 「前期終了式」 ではないでしょうか。その 「節目」 の有効利用です。
 「節目」 を機に今までの自分からパワーアップすることもできますし、今までの自分にリセットボタンを押して強制終了、その後新たな気持ちで再スタートすることも出来ます。節目っていいですよね。
 この後手渡す通知表が、4月から9月まで高校生として過ごした諸君の全てではありませんが、諸君自身を復習するひとつの基準にはなるはずです。「頑張った教科はどれだけ評価してくれたかな」 「手を抜いちゃった教科はどうだったかな」 「体調くずして休んじゃったのは何日だったかな」 「ツマラナイ理由で遅刻しちゃったことは何回になったかな」・・・・・・
 自分にとってマイナスの結果が出てしまったモノゴトに関しては、リセットし直して、10月から心機一転、挽回に勤めるべきです。プラスの結果が出たモノゴトに関しては、更にターボブースト(強力に増強って感じ)をかけて、誰の追随(「ついずい」 おいかけってコト)も許さない勢いで、10月からもパワーアップしなければなりません。
 「節目」 を自分で設定できないムシムシ君や大豆でさえ、「節目」 をきっかけに必ずパワーアップしているわけですから、我々ニンゲンがパワーアップしないでどうしますか!前にも言いましたが、成長(パワーアップ)しなければ、生きている価値なんかないと思いませんか?
 たった3日間の秋休みですが、休み明けにはパワーアップした諸君に会えることを楽しみにしています。
 あ、通知表は印鑑は2ヶ所押して、保護者の方にヒトコト書いていただいてください。
 91日間御苦労様。後期もよろしくお願いします。 


命までは、とられんさ

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