097 10月08日

ウチの近所。 

 生まれた時から団地住まい、その後はマンションやらアパート住まいを繰り返していた私が、今の町内に居を構えてから、7年が経ちました。それまでは、「隣組」 に代表されるような近所付き合いとは、ほぼ無縁の土地に住んでいたので、昔から住んでいるヒト達が中心のこの町内に溶け込めるか、引っ越した当初は不安でした。
 たまたま引っ越した翌年に 「隣組班長」 の番が回ってきて、町内の仕事に多くかかわることになったこと、イベントがある度に自治会館で飲み会をする酒好きなオジサン達の多い町内だったこと、母や妻も町内で知り合いを作り始めていったこと、それらがうまくからみ合ったせいでしょうか、町内のヒト達はヨソモノだった私を快く受け入れてくれました。
 そんな町内のヒト達が総力を挙げて、他の町内 「会」 と戦う 「地区運動会」 が日曜日にあったので、当然のごとく参加してきました。全16チーム(丁目ごとに各町内会に分ける)で戦う、この地区運動会への熱の入れようはハンパなものではありません。
 会場となる小学校のグラウンドに、朝一番でテントを張ってゴザ敷いて、クーラーボックスには冷えたビールに焼酎と氷、テント脇では絶えず焼きそばが焼かれています。飲みっぱなし食いっぱなしの一日の始まりです。成績6位で運動会は終了、その後は自治会館に場所を変えて、慰労会(いろうかい)を兼ねた飲み会が始まり、更に飲みっぱなし食いっぱなしの一日は佳境(かきょう)に入っていきます。
 そうです、熱の入れる場所のメインは、競技に勝つことよりも、こういった、「同じ町内会の者同士楽しく和気あいあいと、飲んで食べて走ろうじゃないか・・・」 といったところにあるのです。実は私は、そんな町内会の雰囲気がたまらなく好きだったりします。
 そして、町内会のヒト達を見ながらいつも、ウラヤマシイな、と思ってしまいます。幼いころから近所同士や、同級生同士だった彼らが、大人になり、家庭を持ち、親になり・・・、それでもこういった時には集まってあーじゃねーのこーじゃねーのと語り合う・・・。今まで町内会の中心は私よりもひと世代上のオジサン達でしたが、今年は私と同世代、もしくは少し下の世代のプチオジサン達の参加が多くなって、その思いがちょいとだけ強くなりました。ヨソモノだった私の幼なじみはここにはいませんから・・・。
 こういった地域のつながりってよいモノですね。私が神奈川に住み続けていたら、きっと触れることがなかったモノです。早ければ数年後、諸君の世代もこういった場に駆り出されることになると思います。今はわからなくても、その時になれば、なんとなくわかってくれるのではないでしょうか。
 4年前に参加した時は、大会メインでもあるリレーの選手として出させてもらい見事優勝、人生で最初の金メダルを首から下げて、かなりヨイ思い出が出来ました。当時は 「若手」 でしたからね。ちなみに今年はムカデ競争・・・・・・。
 と、いうわけで今日のテーマは 「地元は大切に」 かな。
 なんだか最近 「らしくない」 ことを書いている気がするぞ。 


経験して悪いことは何もない

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