110 10月29日

各ジャンル共通。 

 先週金曜日に行われた進路ガイダンスで諸君に提出してもらったレポートを見ると、大方の諸君にとっては結構有益なガイダンスだったようです。中には聞きたかった話が聞けなかった・・・、といったヒトもいたようですが、参考になる部分は多かったはずです。
 さて、全17ジャンルの話を全て聞くことはできませんでしたが、先生方を始め、いろいろなヒトに聞いた話をまとめてみると、どんな進路に進むにも共通していることがひとつだけ浮かび上がってきました。「高校時代の遅刻欠席が少ないこと」 が大事な要素になっていたようです。気がつきましたか。
 ウチの学校から進学していくヒトは、ほとんどが推薦入学で進学していきます。そういえば、とある専門学校の推薦入学の条件は、高校3年間の欠席が10日以内(単純計算で1年間に3日、4ヶ月に1日の欠席だな)となっていましたっけ。こういった事実からも充分うなずける話です。
 就職希望のヒトに関しては、コレ以上のモノが求められるでしょう。採用する側の立場になって考えてみれば、すぐにわかることです。高校3年間で欠席や遅刻が全く無いヒトと、週に1回のペースで遅刻をしていたようなヒトが同時に採用試験に来ました。さて、どちらを採用しますか。
 仕事によっては、取引先やお客と約束をすることだってあります。そんな時に約束ごと(きちんと登校することだって約束ごとのひとつ)をしょっちゅう破っていたようなヒトと約束ができますか。
 こういったことを踏まえて、各ジャンルの話の根底に、「高校時代の遅刻欠席が少ないこと」 という話があったのでしょう。ヒトの命に関わるような仕事だってたくさんあるのですから、コレはかなり真面目な問題です。いや、かなりどころではなく、めちゃくちゃ真面目か。
 「慣れ」 とは恐ろしいもので、良いことでも悪いことでも、毎日同じことを繰り返していると、そのことに対して全く抵抗感が無くなってしまいます。抵抗感が無くなってしまうだけならまだ良いのですが、大抵はそのことがだんだんパワーアップしていきます。
 ◎寝坊した→「うわー、遅刻だ!」 と大慌てした→大急ぎで準備した→駅までダッシュ→電車に間に合った→セーフ
 だったものが、やがて・・・
 ◎寝坊した→「あ、またか・・・」 と慌てなかった→とりあえず準備した→駅までちんたら→電車がないのでコンビにで立ち読みした→アウト
 ついには・・・
 ◎寝坊した→「あ、休んじゃおうかな」 と別な発想が出てきた→具合が悪いような気になった→布団からでなかった→連絡もしないまま夜になった→また寝坊した
 見事なパワーアップぶりです。
 挽回あるのみ! 


もっと自分のことだけを考えていいんよ

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