124 11月19日

メリハリ。 

 なんだか高校生や大学生の就職率がどす〜んと下がっているようですね。そういえば昨年3年生の担任をしていた夏、こんなコト↓を書いていました。今から心掛けておくコトです。
 べ、別にネタに困ったワケではありませんよ・・・け、決してね。

 はい、登校日でした。高校生活最後の夏休みだ、ということではじける気持ちもわかります。しかし諸君の進路をピシっと決めるための夏休みだ、ということもわかっていますよね。
 ぷるるるるるるる。ぷるるるるるるる・・・・・・・。
 「企業見学に来た生徒の服装と態度が・・・」 「どれだけ大事なことだか自覚させてください・・・」 「しっかりと面接指導をしているのですか・・・」 ぺこぺこしながら、思わず赤面してしまうような内容の電話が何度か入りました。コレには正直言って参りました。だってそーでしょ、自分の大事な進路を決める一助となる日に、最高の自分を見せるのは当然のこと。「ここ一番」という時に「ここ一番」の自分を出さないなんてもったいないったらありゃしません。
 前にもここで書きました。確かに人間は外見ではありません。中身で勝負です。ところがその中身がわかるまで、じーっくりと面接試験をしてくれる企業や学校はほとんどありません。だからこそ外見も大切になってくるのです。
 俗に大人に 「みっともない」 と評されるモノがあります。茶髪、ガングロ(古!)制服ズボンの腰ばき、制服ミニスカート、靴のかかとつぶし、厚化粧・・・・・・。見ていると、「これが個性なんだよ!」 「ヤル時はヤルってば・・・」 なんてえらそうに言っているヒトに限って、「ここ一番」 の時に自分を出し切れていないことが多いようです。そのうちに、「これでいいんだよ・・・」 なんてあきらめモードにもなったりして・・・。
 確かにこういった諸君には、愛すべき人間も沢山います。「早く卒業して成人してさ、酒でも酌み交わそうよ」 ってーヒトばかりです。でもね、やっぱりメリハリと根気が足りません。人間って何気に弱い生きモノですから、そのとき置かれている状況に流されてしまうことが多いのです。
 企業見学、学校見学だというのに、最高の自分を見せるための用意をせずに、その場の状況に流されてしまう・・・。実にもったいないことです。残念極まりないです。仮にその場限りの自分を作ったとしてもそんなもは 「屁」 の役にもたたないでしょう。企業や学校の採用担当はそういったことを見抜くことを仕事にしている、いわば人間性を暴(あば)くプロフェッショナルです。しょせん見抜かれて、「不採用通知」 が送られてくるのがオチってものでしょう。だったら諸君がするべきことは何だかわかりますよね。
 メリハリをつけることでも良し、普段から心がけているのでも良し。とにかく 「ここ一番」 がきたら、しっかりと 「ここ一番」 の自分で乗りきることです。それも出来ないでいて、なーにが 「これが個性なんだよ!」 「ヤル時はヤルってば・・・」 でしょうか。笑い話もいいとこです。格好悪いったらありゃしません。諸君だけは格好悪くならないよう、しっかりとこの夏の後半を過ごしていってください。
 最近テレビなんかを見ていると 「勝負下着」 という言葉をよく聞きます。最初はナニかわかりませんでしたが、女の子なんかが 「ここ一番」 の時に身に着けておく下着のことだそうです。そういわれて思い出したことひとつ。
 私にも若い頃勝負下着がありました・・・・・・。
 ビキニブリーフ!
 あ、気持ち悪くてごめんなさい。 


ご機嫌な人は、いつでもいま目の前にあることを楽しむ準備ができている。だからいつも楽しい。不機嫌な人は、いつもいまここにいない。楽しいことを探している。だからいつも楽しくない

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