163 02月03日

磨け。 

 ぷるるるるるるる。ぷるるるるるるる。ガチャッ。
 「あのさー、お宅の生徒がいっつもウチの裏手でタバコ吸っているんだよねー・・・・・・」 「電車の中で座り込んで通れないんですけど・・・・・・」 「降りる前に乗ってこられてしまうから、降りたい駅で降りられないんです・・・・・・」 「バイクの免許は許可しているんですか?○組の○○君はいっつも乗ってますよ。うるさくて困るんですけど・・・・・・」 「駅のホームで毎日のようにタバコ吸ってますよ、お宅の生徒さん・・・・・・」 「道路の真中に広がって歩かれて迷惑なんだよ、ひかれたいのか!」 「注意しようと声をかけたら、うるせえ!と、逆に注意された」 「注意してもただニヤニヤしてこっち見ているだけ」 ・・・・・・
 ホームルームで時たまハナシをしますよね。苦情や通報の連絡の内容って、だいたいこんなようなものです。親切なヒトは、自分の身分も含めてしっかりと電話をしてくるのですが、そうではなく一方的に乱暴な口調で、言いたい事だけいってガチャン!と電話を切るヒトもたまにいます。
 最近は、校内で、先生方に注意をされても、その注意を素直に聞き入れることが出来ないヒトが増えてきていると聞きます。諸君のためを思って注意してくれている先生方に対してそういった態度をとってしまうのですから、学校から出て、一般のヒトに対する態度なんかは、もっとヒドイのですかね。だから↑のような苦情が後を絶えないのでしょうか。
 諸君が中学生だった時、本校生徒、または高校生の印象というものはどうでしたか。良い印象もあったかもしれませんが、悪い印象を持っていたら、それをいくつか思い出してみてください。その悪い印象の高校生を、高校生になった自分が現在再現しているかもしれません。
 頭髪がヤバそうで恐い。服装が恐い。ピアスつけてて恐い。眉毛細くて恐い。みんなでかたまって歩いてて恐い。電車の中でエラそうにしていて恐い・・・・・・。
 数え挙げたらキリがありませんが、いくつかは重なるモノもあるのではないでしょうか。そりゃー諸君の全て、本校生徒の全てが悪いというワケではありません。もちろん外見だけでヒトは判断できませんからね。けれども諸君の中身がわからない街中のヒト達は、まず外見や行動で判断して、それで決め付けてしまいます。私達だって見も知らない他人のコトはそうやって決め付けてしまっていませんか?
 学校のこと云々(うんぬん)よりも。まずは一個のニンゲンとしての自分自身を磨き上げるためにも、ここいらでちょっと自分を振り返ってみるのも必要かもしれないかなぁ、と思ってしまった週明けでした。
 進級に関わる大事な試験まで1ヶ月となりました。
 ぼやぼやしていたら大変なことになります。
 今日から生物課題強化週間です。
 残ってやりましょ。 


自分の感情に名前をつける。うんとオリジナルな名前をつける。「うーん、ポチな感じ」とか

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