165 02月05日

素直に成長。 

 苦情の電話が入ります・・・。といったハナシを書いた時に、注意を素直に受けとめられないヒトがいるようです・・・ということも書いたと思います。今日はその 「注意を素直に受けとめられないヒト」 について、ちょと掘り下げて考えてみたいと思います。
 私もニンゲンです。今までの30数年の人生の中で、数え切れない程の失敗を繰り返してきました。諸君だってニンゲンです。今までの人生の中で、同じく数え切れない程の失敗を繰り返してきたと思いますし、おそらくこれからも繰り返していくはずでしょう。
 そんな中でヒトに注意をされて 「なんだよ、うるさいなぁ」 と素直に受けとめられなかったのは、どういう時だったか考えてみました。大きく二つに分かれました。「貴方に注意されたくない」 と 「こんなのは注意されることではない」です。
 「貴方に注意されたくない」 というのは、注意しているヒトにその資格がないことです。立ち読みをしている時に、「立ち読みするのは遠慮してくれませんか」 と、隣で立ち読みしているヒトに言われたら、 「はぁ?お前なに言ってるの?」 となりますよね。ま、こういうパターンは諸君の日常ではあまり起こらないでしょう。
 「こんなのは注意されることではない」 というパターンの方が、日常でよく起こりそうです。立ち読みをしている時に、「立ち読みをするのは遠慮してくれませんか」 と、コンビニの店員に言われたら、「はぁ?だってみんなやってるじゃん。放っといてくれるぅ?」 となりませんか。「自分に注意する前に、他のヒト達に注意してくれよぉ」 なんてヒドイことを感じるヒトだっているかもしれません。
 よくよく分析すると、「ワルイコトだとわかってはいるだが、みんながやっているからやってしまう」 「注意するヒトとされるヒトとのワルイコト度にずれがある」 ということが 「はぁ?」 となって、注意を素直に受けとめられなくなる原因のようです。
 諸君にあてはめてみましょう。たとえば、我々から注意をされるヒトは、何かしら注意をされなくてはならないワルイコトを持っているはずです。諸君からしたら、みんなやっている小さなワルイコトかもしれませんが、我々からしたら、みんなに注意しなくちゃいけないワルイコトなのです。それでも 「はぁ?」 と感じてしまうヒトがいたとしたら、かなりの困りモノです。
 だってそーでしょ。ワルイコトに大きいも小さいもありません。ガム一個盗たってATM機一個盗たって罪は罪です。捕まってしまいます。
 んで結局ナニがいいたいのか・・・・・・。
 教室でも学年でも学校でも、集団というものがあれば必ずキマリというものがあります。そのキマリを守ることができるかどうか、そこに重きを置いて日常を過ごしてみませんか。「みんなやってる」 「注意されることではない」 で済ませてしまわずに、「守りたくないけどキマリは守る」 といったスタンスを持つことができれば、ちょっとはニンゲン的に成長していけるはずです。
 成長していかなければ、生きている意味なんでないのですから・・・。注意を受けたら素直に直す。
 あ、だからといって、失敗や注意を恐れてビクビクして欲しくありません。
 だって、「生徒はことを仕損じる」 モノですから。
 あ、私もか・・・。 


いま、この瞬間にも感動はある。きみの後ろに、きみの目の前に、きみの横に。

BACK