190 03月12日

がむしゃらになれよ。 

 先日のホームルームで、諸君それぞれが現在抱えている各教科の課題等があるかどうか、ということを聞きましたよね。残念ながら9割以上のヒトが抱えているという結果でした。なんてこったい。
 抱えていないというヒト(要は進級に関して問題ナシに近いヒトだな)は本当に立派です。まさにこの一年間の取り組みが実りはじめている、というコトでしょう。今後もその取り組み姿勢を忘れずに、高校生活を過ごしていってもらいたいと思います。いや、まっことすんばらすぃ〜。
 んでもってそんなヒトには無関係な話題になってしまうかもしれませんが、課題を抱えているヒトに対して、アドバイスをさせてもらいます。
 たとえば私が授業中に、「はい、この問題に正解したヒトには、無条件で試験免除、それと小遣い一万円!」 なんて言ったとします。そうすると、普段手が挙がらないようなヒトを含めて、ほとんどのヒトが我先に!と言わんばかりの勢いで手を挙げたりします。そして私が、「な〜んてね・・・冗談!」 と言った瞬間、ムーミン谷のニョロニョロのようにひしめき合っていた諸君の手が、一斉に下がってしまいます。おう!これってドーイウことだか分析してもらおうじゃないの。
 「試験免除と一万円が欲しいから手を挙げた」 と分析するのは正しいようで正しくありません。「本当は、本気で取り組むチカラを持っている」 と、分析するのが正しいのです。その本気で取り組むチカラを出すか出さないか、ということを諸君は気分で決めてしまっているのでしょう。
 もう少し具体的かつ身近な例で言い換えると、授業中の教科担任の質問に対して、「解るけどどーせ誰かが答えてくれるから別にいーや・・・」 という姿勢で、グデ〜っと授業を受けているってことです。
 諸君に出された課題だって同じコトです。課題が出されてから、がむしゃらに取り組んでいるヒトをよく見かけます。だったら普段の授業からがむしゃらに取り組んで、課題がでないように過ごせばよいだけの話です。それだけ無駄な時間が省けます。課題を抱えてしまったヒトはこの一年間、そこをはきちがえたヒトが多いのでしょう。
 だってね、本来ならば短縮時間割のこの時期は、ゆーっくりと羽を伸ばせる時期なのではないですか?今年度を振り返って、希望に満ちた来年度のことをゆーっくりと考えることができる、いや、その前に春休みはどう過ごそうか、とニンマリ過ごす時期ではないのですか?
 ああ、なんてもったいない。来年度は、普段からがむしゃらで行かないと駄目ですって。
 それにしても。出された課題に対して、いまだに 「がむしゃら」 になっていないヒトがいるようです。追試をしたって空欄ばかりだったり、課題を与えたってやらないでおいたり・・・。各教科担任からそんなハナシを聞きました。
 いったいなにを考えているのでしょう?今、がむしゃらにならないで、いつなるというのでしょう。がむしゃらは恥ずかしいモノなんかではなく、美しいモノだとわかっていないようです。
 春休みどころか未来も無くなちまうぜ! 


あなたは正しい。あなたの思っていることも正しい。だから?

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