192 03月17日

携中。 

 携帯電話中毒症・・・・・・。過去にはなかった言葉ですが、若者の文化を研究しているどこぞやの大学の先生が、その研究の中で使い始めた言葉だそうです。略して 「携中(ケイチュウ)」、と言われるその症状をいくつか挙げてみようと思います。とは言ってもその先生の研究論文を読んだワケではないので、私の主観もたくさん入ってしまいますけどね。
 携帯電話がないとソワソワする。一日中着信を待っている。友達とは携帯メールでの会話が中心。携帯電話を手に持っていないと落ち着かない。気がつくと携帯電話をいじくっている。携帯電話の無い生活は考えられない・・・・・・。
 さ、「携中」 の症状としてはこんな感じでしょうか。諸君の中にも携帯電話を持っているヒトがいますよね。さて、あてはまるヒトがかなりいるのではないでしょうか。携帯電話の利用料金で、親子ゲンカの絶えないウチがかなりあると聞きます。要するに、「携中」 のヒト達がたくさんいるということなのでしょう。
 そんな最中(さなか)、現在持ち込み禁止となっている携帯電話を、堂々と持ち込み許可にしてもらおうじゃないか、と生徒会が動き始めたようです。ヨイ動きをし始めたなぁ、と感じます。さて、その動きがどんなモノか整理すると・・・・・・。
 「堂々と持ち込んで構わないけども、授業中は携帯電話に触らない」 というモノです。この、生徒会を中心とした実験的な取り組みを今週一週間やってみて、今後のアクションを決めていくようなハナシです。それにしても、この程度の取り組みがもし出来なかったら、携帯電話の持込許可なんかは絶対にありえないでしょうね。先にも書きましたが、「携中」 のヒトが非常に多いような感じがするので、「携中」 のヒト達の自覚次第なのでしょうが、ヒトによってはかなり困難な取り組みだと思います。
 お互いが声をかけあって注意を促(うなが)すことはもとより、私もできるだけ諸君に声かけをしいこうと思います。始業のチャイムが鳴ったら、手には持たずにカバンやポケットの中にしまって、なにが起きても触らないように取り組んでいきましょうよ。
 触っちゃったヒトがいたり、○○君が触っていた・・・、と報告があったりしたら、いつものように放課後の窓拭きでもしてもらおうかと思っています。いや、そんなヒトがいたら 「午後読」 にしましょうか・・・。ま、1年生として過ごす時間はあとわずかしかありません。最後になってこんな刺激的な取り組みが出来るのですから、楽しみながらこなしていこうじゃないですか。
 そういえば、直接会話ができない気になる異性に、やっと話かけられたのでアドレスを教えてもらった・・・、メールを送ったら返事が来たので、毎日メールで会話するようになった・・・、そのうち付き合うことになった・・・、今では結婚を前提に付き合っている・・・・・・。
 こんなドラマのようなハナシが実際に起こっているそうですね。そのうちに、喫茶店なんかでデートをしているのにも関わらず、目の前の相手と携帯メールで会話をするようなカップルも現れてくるのでしょうか。てゆーか、もういたりして・・・。
 残り5日。  


コミュニケーションはキャッチボール

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