193 03月18日

アクション。 

 世の中の動きがあわただしくなってきています。まだ課題を出していない諸君の動きもあわただしくなってきていますが、そんなモノとは比べ物にならない程、世の中はあわただしいのです。ヒトのイノチが関わっていますから・・・・・・。
 米国や英国が、イラクに対して武力による攻撃をしようとしています。攻撃を仕掛けたとしたら、間違いなく戦争が始まるでしょう。日本はアメリカと深いつながりがあるので、「関係ないからいーや」 では済まされません。何かしら、その戦争に関わってしまうはずです。
 どういうわけか、我々人類の歴史には戦争がツキモノでした。そういったことを繰り返し、悲しい思いを何度となくしてきた我々人類なのに、「戦争の歴史」 というものは、なかなか終わりを遂げません。今回も再びその 「戦争の歴史」 を繰り返そう、という動きがあるのです。「戦争」 = 「命の奪い合い」 です。ケガ人も死人も出ない戦争なんてありえません。今回、もし戦争が起こったとしたら、諸君は、命の奪い合いに関わる国の国民ということになります。私もです。
 イラクへの攻撃に反対して、ここのところ世界各地で反戦(戦争反対)デモや集会が頻繁に催されています。もちろん日本国内の各地でも、反戦の動きは起こっています。先日の8日に東京都内であった反戦デモ行進には、4万人(本校生徒総数の約20倍!)のヒト達が集まって、「戦争反対」 「起こしちゃいけない」 と訴えました。もちろんその中には、諸君と同じ高校生も多く参加していました。
 「戦争には反対」 「日本人として無関心ではいられない」 「何かアクションを起こさないといけないと思った」 「ぼーっとしていたって何も変わらない」 「高校生だってモノを考えているんだ」 ・・・・・・。
 参加した彼らの意見は様々でした。諸君の中にも、何かアクションを起こさないと、と思っているヒトがいるのではないでしょうか。けれども、こういった各地で行なわれている反戦デモや集会に参加するだけが、反戦のアクションではありません。
 戦争反対の意思を、なんらかの形を使って外部に向けて発信する。コレだけでも充分な反戦のアクションです。なんらかの形なんてどこにでもあります。携帯の待ち受け画面を反戦モノにする。カバンにピースマーク(知ってるかい?○の中に三本足の線を描いたヤツだ)を描く。常にピースサイン(じゃんけんのチョキだな。写真を撮る時に諸君がやってしまうポーズのひとつだ)をする・・・・・・等など。身の回りのありとあらゆるトコロに、反戦のアクションをする場面は転がっています。
 諸君のスタンスはどうなのですか?考えてみてください。無視して通ることができない話題ですからね。
 さて、クリスマスの時に、平和を訴えながら凶弾に倒れたジョン・レノンの話をしました。実はその彼の妻、オノ・ヨーコさんが全世界の人々に平和を呼びかけてるイベントがあります。
 明日の 「Positive」 で紹介させてもらいます。↑とはまた違ったアクションで、世界平和を訴えることができます。
 残り4日間になって、ちょっと重たい話題を振ってしまったかな。
 じゃな。 


いくらやってもわかってもらえないって?どんなに思っていたって伝わらないって?そんなの当たり前。だから伝わるまで続けるんだ

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