36 11月27日

マラソン大会終了!1位、50位以内11人、100位以内11人!

 「8万6400円を毎日あなたの口座に振り込みます」なんて約束してくれる
銀行があったら、諸君はどうしますか。私なら大喜びしちゃいます。なんてっ
たって仕事をしなくても月収260万円、年収にして3000万円になってしま
うのです。
 しかし、条件がひとつだけあります。この現金は繰越ができないのです。そ
の日に余ってしまった分は、再び銀行のものとして引き落とされてしまい、貯
金などしていくことはできないのです。諸君はどうしますか。「いーよ、べつに」
なんていう太っ腹な態度が取れますか。私はそんな態度は取れません。毎日
毎日、意地でも全額使い果たしていきます。お釣りとして1円もこないように何
か買ったり何か食べたりすることでしょう。諸君だってそうしますよね。そうしな
いなんていうヒトがいたら、出てきてもらいたいものです。
 そうは言っても毎日毎日8万6400円を使い切るというのはかなり困難です。
無駄に使うのだったらたやすいのですが、しっかりと計画的に有効に使うので
あれば、多少の困難はあると思います。しかしそれでもしっかりと使い切るの
が普通のヒトの発想であり、普通の行動でしょう。使い切らないなんて本当に
もったいない、無駄な行為ですよね。
 さて、実際にこんな銀行があるわけではありません。これはあることに関した
たとえ話なのです。勘のスルドイ諸君のことですから、なんとなくわかってくれ
るでしょうか。何のことだかわかりますか?
 後期に入って焼く2ヶ月が経とうとしています。12月からと考えて、諸君が2
年生の間に登校していく日数は、あと64日です。64回のショートホームルー
ム、64回の「おはようございます」で、この2年3組はハイおしまい、ということ
です。ホントに早いものです。
 64日を時間にすると1536時間。分にすると9万2160分。秒にすると552
万9600秒になります。2年生として諸君に残された秒数は、あと552万960
0秒ということです。あれ、イメージわかなくなっちゃいましたか。
 話をもとに戻しましょう。8万6400円は一日に与えられた金額ではなくて、実
は一日に与えられた時間なのです。諸君の一日は8万6400秒です。その与
えられた8万6400秒を生かすのも殺すのも(あ、言葉悪いですね)諸君次第だ
ということです。
 「時は金なり」という有名なことわざがあります。時間もお金のように貴重なも
のだという、西洋の言葉から来ているのですが、私は時間の方がずーっとずー
っと、お金なんかより貴重だと思います。お金は貸したり借りたりもできるし、失
ったとしても後で取り戻すことができます。しかし、時間というものはその時をの
がしてしまうと、二度と取り戻すことができないのです。一秒たりとも無駄遣いで
きないほど貴重だと思いませんか>
 こうして考えてみると、我々はお金以上に貴重なものを、ものすごく無駄に使っ
ていると思いませんか。とんでもないことをしているのですよね。ただ何もしない
で、息吸って吐いているだけでも、一秒一秒が積み重なって、だんだん歳をとっ
ていきます。ただ無駄に歳をとっているだけで、そこには何も生まれないし何も
残りません。そんなのは生きてる意味もないですよね。
 だったら8万6400円、いや、8万6400秒を大切に有効につかっていこうじゃ
ないですか。毎日毎日有効に使って、無駄となる余りなどださないように、一秒
一秒を大切に使い切ることをしていこうじゃないですか。
 今年度、諸君に残された時間は、皆平等に64日間です。同じ時間を同じ場所
で過ごしたはずなのに、64日後の諸君に、お互い違う結果が出るのはどうして
だかわかりますよね。一秒一秒を貴重なものとして大切に有効に使うことができ
たか、ただ無駄に歳をとるためだけに意味もなく使ってしまったかの違いなのです。
 先日諸君にやってもらったアンケートに「目標を
持ってますか」という質問をいくつか用意しました。
約半数のヒトが、はいと答えていました。物事に
対して目標を持つことは、その達成にむけて一
秒一秒をしっかりと過ごしていくための材料にな
ります。目標を持っていなかった残り半数のヒト
達も是非、しっかりと自分の目標を決めていくよ
うにしてみてください。
 毎日の8万6400秒を大切にしていきましょうよ。
年収3000万だー。

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