Z006 08月19日

コワイ話。 

 夏といえば 「怪談」 です。怖がりのクセに怖いものが好きな私は、先日も日本の心霊スポット100なんて番組を見てしまい、クソ(キタナイ表現でごめんね)暑い中、鳥肌タチタチになってしまいました。あ〜怖かった・・・・・・・。
 そんな私のそんな思い出。
 幼稚園からの友人のひとりにK玉君というヒトがいます。私以上に怖がりな彼はそのリアクションが面白いからか、いろいろなヒトから怖い話をされたり、怖いところに連れて行かされたりしていました。高校3年の頃、全国的にもかなり有名な心霊スポットのT川団地(最近取り壊されてしまった。T都M市)というところが地元近くにありました。そんな彼を連れて行きたいポイントナンバーワンです。
 友人でクルマを持っている奴がいれば話が早いのですが、お互い違う高校に通っていた我々の共通の友人の中にクルマ持ちはいませんでした。そんな中、なんとか彼を連れて行く方法はないか、とクダラナイことに思案を凝らしている私がいました。
 「俺の高校の仲のよい友人で、もうクルマを持っているHってヤツがいるんだよ」 なんて話を彼から聞かされていた私は、はっとひらめきました。その彼 「H君」 の連絡先をなんとか調べて電話をかけちゃおう、と思ったのです。携帯電話なんてナイ時代のハナシ、私は入手した電話番号をじーこじーことまわしました。
 「あ、もしもし。はじめまして。俺はK玉の中学校の友達のサイトウっていいます」 「は?なに?だれ?」 「いや、カクカクシカジカでなんとかK玉を怖がらせたいと思っているんだよ」 「わははは。それはおもしろいなぁ」 「いきなり電話して悪かったね。で、やらない?」 「いや、やろうやろう」 「じゃ、明日の夕方○○のゲーセンでK玉と遊んでいるようにするからソコに来てくれる?」 「オーケー。俺はこんなカッコウして行くよ・・・」 「じゃ俺はこんなカッコウでアタマのでかいオトコだから・・・」
 と、会ったこともないH君とカタい約束をして翌日を迎え、私とK玉は隣街のゲームセンターで遊んでいました。約束の時間になり私が辺りをうかがっているとナニヤラH君らしきヒトが入って来ました。K玉に見つけられる前にそっと声をかける私。
 「あ、H君?俺サイトウ」 「あ、どーも。K玉は?」 「あそこにいるよ。んで、どーする?」 「じゃ、計画通りやってみよう」 (ここからは三人の会話なので「」の前に頭文字)
 H「あれ、K玉じゃん!何やってるんだよこんなところで」 K「え゛?あH!お前こそ何やってるんだよ。お前の家は全然こっちじゃないだろ」 S「ん?誰?高校の友達?」 K「ああ、こいつがH君だよ、んでこれがサイトウ」 H「こんちは。はじめまして(ニヤッとしながら)」 S「ああ、こっちこそはじめまして(ムフッとしながら)」 H「よかったら一緒に遊ぼうか」 S「うん、そうだね」 K「遊ぼう遊ぼう」 H「じゃ、とりあえずここ出ようよ」
 タッタッタッタ・・・。テクテクテクテクテク・・・。ゲームセンターの扉を開け、外にでる我々。
 その時・・・!
 今日はここまで。スペースも無いし、暑くないんだもん。
 じゃね。 


深呼吸!

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