Z007 08月21日

続コワイ話。 

 タッタッタッタ・・・。テクテクテクテクテク・・・。
 「ガシッ!」 「うわ!なにすんだよ!」
 ゲームセンターを出たその時、H君と私は左右からK玉の両脇を抱えて彼の自由を奪いました。
 K「は、放せぇぇぇ!」 S「え〜い、うるさい!」 H「いいから黙って言いうとおりにしろよぉ!」 K「嫌だぁ〜、放せぇ〜」 S「H君、クルマはどこ?」 H「そこに停まってるよ」 K「うわぁ〜、放してよぉ〜」 
 H君のクルマの後部座席にK玉を放り込み、私達は前に乗り込みました。
 K「おい、ドアが開かないじゃないかぁ〜!」 H「はっはっは。チャイルドロックがかかっているからね」 S「中から開けられないってことだ」 K「ひぃぃぃぃぃぃ〜!お前らなんなんだよぉ」
 クルマが走り出します。
K「どこ行くんだよぉ」 H・S「T川団地!」 K「ひぃぃぃぃぃ〜!そこだけはやめてくれぇ〜!」 H・S「駄目!」 K「やだよぉ〜!降ろせぇ〜!」 H・S「うるさい!」 K「てゆーか、お前らさっきからどうして声がそろってるんだよぉ」 H「え〜?だって・・・ねぇ・・・」 S「うん・・・ねぇ・・・」 H「モトモトそういう計画だし・・・」 S「そう、モトモトね・・・」 K「モトってなんだよ、モトって・・・。お前ら初対面だろぉ」 S「あ、そうだった。じゃ、あらためまして。こんにちはサイトウですぅ〜」 H「あ、いやいや、こちらこそ。こんにちは、Hですぅ〜」 K「うわぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!お前らムカツクぅ〜!助けてぇ〜〜〜〜!」
 こんなこともあってその後は私、K玉、H君の3人で遊ぶことが多くなりました。ワケもなく深夜の丹沢(神奈川県の山岳地帯)方面にドライブに行ったり、H君のおじさんの経営するレンタルビデオ屋で開店準備からのアルバイトをしたり、那須高原の別荘に遊びに行ったり、あ、裏磐梯のかわいいペンションに泊りに行ったこともありました・・・・・・。
 かくして見事K玉君をゲットした我々は、恐怖の心霊スポット 「T川団地」 に向かったのでした。陽もとっぷりと沈み、あたりは薄暗くなってきてなかなかにヨイ雰囲気です。
 小高い丘の上に普通の団地郡の影が見えてきました。その一角に、目指す 「T川団地」 がそびえ立っているはずです。そのままクルマを走らせ、団地郡を見上げるようにして角を曲がったその瞬間、我々の視界には日が暮れた空の色そのまんまの、どす黒い色をした建物がどど〜んと入ってきました。まさに廃墟です。
 「うわぁっ!」 思わず声をあげる我々・・・・・・そして・・・・・・
 以上、コワイ話はおしまいです。さて、このハナシのどこがコワイかわかりますか?私の意図しているトコロがわかったヒトには、9月の昼休みにお楽しみが待っています。ウマイモノでも食べましょう!わかったヒトはメールかココ←クリックしてHPの掲示板(本名やメアドは特に入れないで、ニックネームでもヨシ)にでも書き込んでおいてクダサイ。
 じゃね。   


その結論がいいか悪いかはわからないけど、あなたらしいと思う

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