006 04月16日

ない事を祈る。 

 先週諸君にも紹介したIH君の遺書を読んで、私が今までもらった意見をいくつか紹介していきます。昨年度や一昨年度に、私が担任させてもらったクラスのヒト達の意見です。

『僕があのプリントを読んで思ったことは、いじめをしている子が、そのことを絶対にしてはいけないことだ、とわかって欲しいということだ。なぜならばそれは時に人の命を奪ってしまうことがあるからだ。▼いじめをしている子の方はわからないだろうけど、いじめられている子の方はとても嫌な気分になる。そのことをしっかり考えていじめをやめて欲しいと思った。』
 ↑ホームルームでもハナシをしましたよね。やっている方に 「いじめ」 をしている自覚がない、というパターンが結構あるようです。「いじめているつもりはない」 「こんなのはいじめではない」 ・・・・・・。ナニをやったら 「いじめ」、ナニを言ったら 「いじめ」 といった決まりなんかあるわけがありません。
 やられている方が 「嫌だ」 と思った瞬間に 「いじめ」 は成立します。悔しいかな、私はまだ諸君達7組のコトをよーくわかっていません。まずはそういったコトが身近に存在していないかどうか、よーく考えてみてくださいまし。

『悪いと言えば、黙ってみていた人も同じくらい悪いと思います。おそらく見ているだけの人が皆、IH君の味方になってあげられれば、この悲しい出来事は防げたと思います。▼僕はもう二度と同じことを繰り返さないように、いじめられている側の人間の味方になりたいです。見て見ぬふりは絶対にせず、どんな時でもIH君のような人の味方になります。もし、それができぬようなら、僕は自分に恥ずかしくて生きていけないと思います。▼そしてIH君のような人にこう言ってあげたいです。「お前はひとりじゃないんだよ。ずっとオレがついている」 と。』
 ↑なんともココロヅヨイ意見です。なんだよ、カッコつけてんじゃねーよ、なんて思わないでください。↑の意見を書いてくれたカレのことを、私はよーく知っていますが、自分で言った言葉通り、しっかりと過ごしていました。
 諸君の中にもこういった意見をもっているヒトがいることを期待します・・・てゆーか、いますよね。

 3年生としての授業が本格的に始まりました。この先長いようでカナリ短いと思いますが、がつーんと過ごしていこうじゃーないですか。↓を常に心がけること。
 「去年までの常識をいつまでも引きずってるんじゃないぞ」
 がんばりましょ。  


大勢の前で話すとき以外、真実を声高に叫ぶ必要はない。あなたが信じていることを、ただ静かに語ればいい。みなそれぞれの道のりで、それぞれのペースで、真実を知りうるということに敬意をもって。

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