054 06月25日

梅雨こそ楽しめ。 

 この4月に諸君の担任になった時、「私の好きな所でも探してくださいな」 みたいなコトを言ったのを覚えていますか?「うわ!ムリ!サイトウは駄目!」 となったとしても、一年間同じ環境で過ごすワケですから、どっかいいところ探してくれよ、ってことでした。
 順調に行けば、諸君は3月に卒業して、進学なり就職なりしていくはずです。その時、また新しい出会いがあるはずです。その中で、「あ、コイツとはうまくやっていけないな」 「ムリ・・・」 とか、やっぱり自分にとって苦手なヒトやモノが新たに出てくると思うのです。けれどもこれからずーっと同じ環境で過ごすワケですから、逃げて避けてばかりもいられない・・・。やっぱりどっかいいところ探してくれよな、てなことになります。
 じめじめじめじめ、ねとねとねとねと、じめじめじめじめ、ねとねとねとねと・・・・・・。先日から全国的に梅雨入りしちゃいました。諸君、梅雨ってどうですか。ハッキリ言って梅雨って嫌い、っていうヒトが多いような気がします。だって私がそうでしたから。「大好きな夏休みが始まる前のいや〜ぁな時期だ」 という認識が私にはあったのです。
 「この時期だけ梅雨のない国のリゾートに行き、プールサイドで快適に過ごす」 なんてコトもできません(いつかはやってやろうと思っているのだが、今の私にゃまだできないな)。もちろん諸君ににもすぐにできることではないと思います。ぢゃーどーしたらいいのか・・・。やっぱりどっかいいところ探してくれよな、ってことになります。
 この季節にどっかいいところあるかなぁ。

 降りしきる雨に洗われて、緑を初めとする植物が、鮮やかかつ活き活きとするところ。
 カラっと晴れ渡る夏の日差しの季節を前にして、「よっしゃー」 と、元気を蓄えられるところ。
 肌着と皮膚の、じめじめねとねと求め合うようなコラボレーションと汗のニオイを楽しめるところ。
 たまに見せる晴れ間の爽やかさに 「ほっ」 とするために、我慢して過ごせるところ。
 その雨上がりの合間に、緑の多い場所に出てみるとちょっと感動できるところ。

 なんだかワケのわからないモノも入れてみましたが、ナニ気に楽しみ方ってあるものです。次々には出てきませんがね。
 梅雨の時期、放っておけば過ぎ去ってしまうものです。けれども、ただ単に息吸って吐いてだけの無駄な時間として過ごしていても仕方がないし、面白くもないです。だったら自分のために、有効な時間として過ごしていったほうがずーっとよくありませんか。↑イイトコいろいろ考えて感性を磨いてみることもアリでしょう。
 てか磨け。 


意見の相違があるなら議論すればいい。でも、解決したいと思うなら、相違点を強調してはいけない。一致している点を強調すること

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