079 09月09日

撃沈くん。 

 元来映画好きな私は、ロードショーやレンタルビデオ等をかなり観まくっていたのですが、これがやたらと手間がかかります。ビデオならそんなに手間がかからないじゃないか、なんて思うかもしれませんが、映画たるもの、途切れ途切れで観てしまっては、製作者の意図する部分の全てが伝わってこなくなってしまうので、どどーんと一本続けて観なきゃイカン!というのが私なりの意見です。
 歳をとったせいか、最近はウチへ帰るとすーぐ呑んで沈没してしまいます。つまり、2時間という映画を観るための時間を捻出することがヒジョーに困難なのです。コナン君が事件を解決する前に撃沈していることも多々あります。もうダメダメです(てーことで、夜8時以降は電話してきても、内容を覚えていないことが多いので要注意)。だったら呑むな、ということは誰がなんと言おうと不可能です。ですから最近はビデオでの映画が面倒になってしまいました。
 最近は電車に乗って移動する機会が多くなりました。車内でボボーっ、としているのもおかしいし、かといってブツブツ言っているのもおかしいし、新聞おっぴろげて読むのもジジ臭いし、MD聴きたくても持っていないし・・・。仕方がないので、カバンに忍ばせておいた、以前に読んだ文庫本を引っ張り出して読み始めました。・・・と、これが面白いったらありゃしない。
 そういえば、昨年度はしっかりと朝読にハマっていたので、コンスタントに読書という行為をしていました。今年度は諸君も知っての通り、全く朝読にハマっていません。当初は諸君と共にハマってやろうと思ったのですが、見事にヤラレマシタ。諸君のパワーに・・・。けれども、再び読書にハマりそうな予感がしてきました。
 本を一冊読み終わった後は、映画を一本見終わった後と同じ爽快感や感動を味わうことが出来ます。映画と違い、途切れ途切れで読んでも、その内容は伝わってきますし、ちょっと手が空(あ)いた時に、自分のペースで読むことが出来るというのが、ナニヨリも良いと思うのです。
 そんなワケなので、結局再び読書にハマっています。症状としては、常に誰かの本を読んでいないと、気が済まなくなってしまうところまで来てしまいました。今まではお気に入りの作家の作品を全て読み尽くしてしまうと、なかなか次の作家に手が出せないでいたのですが、もうなんでも来い!って感じでムサボリ読んでいます。
 ウイスキーのソーダ割りを片手にカウンターで黙々と本を読むといった、居酒屋にとってはちょっと迷惑な客になることも最近は増えてきました。これが結構いけるんだな。ナニがって、読書量も酒の量も・・・。
 でもね、ひと月に文庫本代4、5千円かかっしまうのもナニだから、これからはもっと安く済ましていく方法を考えていこうかと思います。馬鹿になりませんから。
 いや、読書ってオモシロイです。
 何かオススメ本があったら是非教えてください。
 ジャンル的にはあまりこだわりませんが、小気味よいエッセイ、爽快なハードボイルド、巧妙かつ現実的なミステリーなんかが好みといえば好みです。 


今現在するべきことに集中すること。過去の失敗に捕らわれるのは、もうやめなさい

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