086 09月19日

ムリヤリだな。 

 最近、タレントの香取ナニガシのダイエット本が結構売れているようです。過去に、「芸能人のダイエット本」 の類(たぐい)がどれだけ発刊されたかわかりませんが、そのどれもが、「ちょっとくすんだタレント」 の話題作りに使われていた気がします。
 今回の香取ナニガシの場合は、くすんでいない(と思うのだが、さてどーだろー)分、話題性も強いので、売れ行きも伸びているのでしょう。それはさておき、過去にそういった本を出したヒト達の現在の姿を見かけると、明らかにリバウンドしてしまった・・・、というヒトが多いと感じるのは私だけでしょうか。更にそれはさておき、私だってそういったハナシを書けるだけのネタを持っています。んなワケでちょいと書いてみようかと思います。
 ここに2年前の健康診断の結果通知表があります。「医師に相談すること」 「肝臓の機能がかなり低下しているので、アルコール類は控えること」 「肥満」 といった文字がプリントされています。採血して調べてもらった体内のコレステロールやら脂肪やらの数値はほとんど基準値から外れているし、体重は90キロ以上ですから、当たり前っちゃぁ当たり前です。ミニモニ(古!)には入れませんが、大相撲の新弟子試験受験資格は見事にクリアです。
 そんな状態だっていうのに、更にズボンがきつくなったり、仕事上年に二回は着る礼服が着られなくなったり、といった異変が起こっていたので、こりゃぁダイエットでもするかな、と何度か試みたことはありました。
 仕事から帰った後に、腕立て伏せや腹筋、縄跳びやジョギング等といった運動をしてから、食事をしながら晩酌をします。そんな生活を続けていたのですが、まったくダイエットにつながっていきませんでした。どうやらその原因は晩酌にあったようです。
 「晩酌」 なんていうと、「食事中のちょっとしたお酒」 といったイメージでとらえているヒトがいるかもしれませんが、お察しの通り私の場合は大量消費です。医師に相談すること、なんて書かれてている割には、新陳代謝が非常に活発で、カラダの中に入ったモノはすーぐ出て行ってしまいます。呑めばのんだだけ、すすすーっと出て行ってしまうのです。ですから大量消費、例えるならば、非常に燃費の悪いクルマのようなモノです。そして呑んだ分食べたくなっちゃうのですから、運動などはかえって逆効果だったのでしょう。
 「酒は趣味でも主食でもない。空気と一緒、いや、人生そのものだ」 なんてことを常々考えていたのですが、ふと思ったことがありました。「俺が酒を呑まなかったら、本当に死んでしまうのだろうか・・・」 と。
 普通に考えて死ぬワケ無いじゃないか、とわかることなのですが、思い立ったら即行動開始です。とりあえずその日から酒をやめてみました。1日目、まだ生きています。2日目、なんとか生きています。3日目、かろうじて生きています・・・・・・。
 酒を断った位で壊れてしまう程、私のカラダはもろくありませんでした。そして精神力も結構なモノでした。毎晩のように晩酌していた私に、酒を断っている生活を続ける中で、とある変化が起こり始めました。「酒と一緒に食べるから美味いのであって、酒がないのだったら食事なんかいらない」 という考えになっていった私は・・・・・・。
 とりあえず良い週末を。 


身近な人と話すときは、十分に思いやって。思いやりこそが、人と人との関係をスムーズにしてくれる潤滑油なのだから。

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