088 09月24日

観劇で感激。 

 ホームルームで私の話や連絡事項をちゃんと聞いて、なおかつこの 「Posi」 に載せてある予定表を確認しているヒトはわかっていると思いますが、今日は演劇鑑賞会です。1、2時間目は文化祭の後片付け、その後昼食、んでもって午後から観劇です。
 「だるー」 「帰る」 「来なきゃよかった」 「・・・・・・」 と、様々な思いがアタマの中を巡っているヒトも多いと思いますが、そんなこたー私の知ったこっちゃありません。そう思ったあんた達がイケナイ。そういえば、昨日(代休)学校に来ようとしたヒトだっていましたっけ。普段休んでばかりのヒトだったので、何もいわず来てもらえばよかったか・・・。
 さて、その演劇です。
 中学生の時、体育館で劇団による演劇を観た覚えはありますが、あまり好印象ではありませんでした。だってちゃんと観てなかったんだもん・・・。
 諸君と同じ高校生になってから、鑑賞会ってことで、学年全体で東京まで行かされました。実際に観たのは演劇ではなく、歌舞伎でした。歌舞伎鑑賞教室だったのです。もちろんその発表があった時、クラス内からはどよめきがあがりました。
 日本の伝統芸能ですから、その言葉は古典文学の教科書さながらです。能や狂言ほど長ぁ〜い言い回しではありませんが、よ〜く聴いていないとナニを言っているのかわからなくなってしまう時もあります。その歌舞伎を観たのが諸君と同じ高校生の時でした。確か2年生。
 せっかく観るのだから、楽しまなくちゃいけないな、と思った私は、しっかり観てやろうと思いました。周りを見ると、寝ているヒト、友達とくっちゃべっている(コレって方言なのか?)ヒト、イヤホン挿して音楽聴いているヒト、何か食っているヒト・・・、と様々でした。
 歌舞伎が始まりました。最初は何を言っているのか理解に苦しみました。ところが慣れると面白いモノで、2時間近い舞台があっという間に終わってしまいました。「歌舞伎って面白いんじゃん」 「生の舞台って良いなぁ」 と素直に感じた高校生斎藤だったのです。
 それからというもの、大学を卒業してから数年間まで、わざわざ高いチケット買ってまで、演劇やらミュージカルやらオペレッタやらを観に行くことが多くなりました。いや、本当に面白いんです。面白いというのは、笑うとかではなく、もちろん感動も含まれます。とにかく、「いいモノ観たなぁ」 というヒトコトのために観にいっていたようなものです。
 こっちに引っ越してきてからはしばらくご無沙汰していましたが、今日は久しぶりにプロの生の舞台を観ることができるので、ちょいと嬉しく思っています。
 てなワケで、演劇に対する、免疫が出来ていないであろう諸君も、今日はじっくりと観てみてください。昨日劇団の方が、半日かけて舞台の仕込みをしていました。体育館がすごいコトになっています。
 おい、私が演劇部の顧問だって知ってるか。 


遊んでいる子どもをよく見てみよう。集中力の秘密が、そこにある

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