092 10月02日

コウエンカイ。 

 今日の午後、体育館でAIDSについての講演会があります
 17、8年前、国外で感染者が出始めた時、国内での感染は時間の問題ではないか・・・といわれていました。案の定、その言葉通りに国内でも感染報告が相次ぎ始め、その後は増えつづける一方でした。たとえが悪いかもしれませんが、我々の認識や受けとめ方に、「狂牛病」 に似通う部分が多い気がします。今後は身の回りで関係するヒトが増えていく可能性が大きくなっていく気がします。
 ニンゲンというものは悲しいモノで、自分や身近で実際にコトが起きなければ 「自分には関係ナイヨ・・・」 という意識が働いてしまいます。たとえば病気ひとつしたことのないヒトは、健康維持に対して結構無関心、ところがひとたび病気になってしまうと、いわゆる 「健康オタク」 といわれてしまうくらい、健康維持に対して詳しくなって、病気の予防や健康維持の取り組みに対する意識がめちゃくちゃに高くなります。だったら最初っから意識して知識をつけて取り組んでいればいーじゃないか!って感じなのですが・・・・・・。
 AIDSというモノに関しても、同じコトが言えると思うのです。今後は、「自分には関係ナイヨ・・・」 では済まされなくなっていくのです。数年前、、「神様、もう少しだけ」 というテレビドラマがありました。AIDSに感染してしまった女子高校生が主人公のこのドラマは、やたらに走るシーンと泣くシーンと思い違いのシーンが多かったのが気になりましたが、妙にリアリティを感じました。おそらく放映されていた当時よりも、今の方が更にリアリティを感じやすいはずです。
 今日諸君に話をしてくれる講師の方は、実際のお医者さんで、患者として諸君と同じ年代のヒト達と数多く接してきた(というか接している)方です。そして、「AIDS・・・」 なんて演題がついていますが、その内容はAIDSに関した話だけではなく、あらゆる性感染症に関した話が中心ですから、自然と話に引き込まれていくはずですし、その内容もこの先参考になること間違いナシです。
 だってね、毎年講演の後に、保健室で相談の時間を設けてくれたのですが、保健室は相談をしたり質問をしたりする生徒であふれかえってしまう状態でしたから・・・・・・。
 先にも書いたように、これからこういったコトが身の回りに増えていく可能性が高いです。患者・感染者数が年々増加傾向にある中で、その治療・対処法も日々進歩していくはずです。ま、とにもかくにも正しい理解を持ち、誤解や偏見をなくしていくことが大切になっていきますよね。
 と、いうわけで、数時間後の講演会をお楽しみに、ってな感じです。はい。
 それよりも、昼休みがいつもより早いので、ジュースやパンは買えるのか・・・、てコトが気になる中年斎藤だったりします。 


自分の考えを人に強要しないこと。強要されたものが、本当に受け入れられることはありえない

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