093 10月3日

サティスファクション。 

 後期開幕、新学期になって3日目です。
 ちょいとこんなことを考えてみてください。
 『自分にとってマイナスの結果が出てしまったモノゴトに関しては、リセットし直して、10月から心機一転、挽回に勤めるべきです。プラスの結果が出たモノゴトに関しては、更にターボブースト(強力に増強って感じ)をかけて、誰の追随(「ついずい」 おいかけってコト)も許さない勢いで、10月からもパワーアップしなければなりません』
 たった4日間ですがこの秋休み中、手渡された通知表を手にいろいろなことを考えた諸君がいたはずです。「いつもの週末よりも2日休みが長いぞー」 と、脳天気にブリブリと遊びまくっていたヒトはいないはずなのですが・・・・・・。各教科に関して、出欠席に関して、日常生活に関して、その他諸々に関して・・・、「よっしゃ、大満足!」 といった率直な気持ちを持てたモノがいくつありましたか?
 諸君全てが私の高校時代と同じだとは思いませんが、当時の私(今もそうかな)は、何事に関しても 「満足」 や 「納得」 をしていなかった面が多かったです。そして毎度のように 「俺って駄目なんだなぁ」 という気持ちで、次への努力につなげていました。
 こうして書くと、なんだか私が努力のヒトで、諸君にカッコイイ印象を植え付けてしまいそうですが、実はそんなことは全くありませんでした。「よーし、努力するぞ」 という考えが長続きせず、「このままでいいや・・・」 という考えに落ち着いてしまうのです。
 そして再び、満足できない次の結果がやってきます。「このままでいいや」 と思ったくせに再び 「俺って駄目なんだなぁ」 という感想を持ち、「よーし、努力するぞ」 と一念奮起(いちねんふんき)し、しばらくすると 「このままでいいや・・・」。
 人生の大半をこういった悪循環で過ごしていました。カラダやカオやずうずうしさは驚くほどのスピードで増強していったのに、ニンゲンとしては全く成長していなかったようです。そしてあげくのはてには、見ての通り、「ウダツのあがらない(出世や向上しない)中年斎藤」 の出来上がりです。
 「ウダツのあがらない中年オヤジ」 なんていうのは世の中にゴロゴロいますし、その存在は世界的に認知されている部分が多いのですが、「ウダツのあがらない男子高校生/女子高校生」 なんてモノはあまり知りませんし、見たくもありません。
 さ、私のようになりたくなかったら残り半分、ウダツがあがるように過ごしていくべきです。
 さらば悪循環!
 頑張りましょ!  


相手の立場に立ってコミュニケーションを交わそう。コミュニケーションは、互いの隔たりに橋がかけられたとき、はじめて可能になる

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