100 10月15日

まんげつ。

 以前、ここ最近再び読書にハマっている、というハナシをしました。
 「感性」 って言葉があります。辞書には、「物事に感じる能力。感受性。感覚」 なんて載っています。諸君の中でもよく行くよ、知っているよ、なんていうヒトがいるとは思いますが、勤務先の程近くに、私の感性に非常に近い本屋があります。通称遊べる本屋、正式名称は、「ヴィ○ッジ ヴァ○ガード・グンマ」 といいます。愛知県に本社があり、全国展開をしている本屋(なんと六本木ヒルズにも店舗がある)なのですが、各店舗の取り扱い商品(雑貨も多数)は、各店長の感性に任せている部分が多いような気がするのです。
 この本屋の存在を知らない諸君もいると思うので、ごく簡単に紹介します。店舗全体で本が占める割合は約半分弱、残りはCD・ポスター・カード・おもちゃ・アクセサリー・輸入菓子・輸入食材・インテリア雑貨・・・・・・、なんていうモノが占めています。そのどれもが、私の感性に近いので、一度入店してしまうと時が経つのを忘れてしまう程です。
 店舗全体が私の感性に近いってのに、約半分弱を占める本なんかは、まるで私の好みをピンポイントで突っついてくるような本や雑誌が、どどどーっと置いてあるのです。とは言っても、全ての書籍が置いてあるわけではありません。おそらく店長のお勧め的な作家の本や、雑誌が置いてあるのでしょう。結構偏(かたよ)ってます。けれども、先も言いましたが時が経つのも忘れてしまうほど過ごしてしまう私がいるのです。要するに、店長の感性と私の感性が近かった、ということなのでしょうか。全く迷惑極まりない客です。ウチは昔本屋さんでしたから・・・。
 さて、ハナシを元に戻します。私が読書にハマっている、といっても、内外で活躍する全ての作家の作品を読んだことがあるわけではありません。何人かお気に入りの作家達がいます。もちろんその作家達の作品は取り揃えてあったのですが、全て読んだことがある作品ばかりでした。
 「ん、でもな、この店に置いてある本なら、俺の感性に合っているんじゃないか。読んだことない作家の作品でもきっと面白いんじゃないか・・・」 とひらめきました。そこで、何気なくある作家の本を手にして購入したところ・・・・・・。
 案の定、今はその作家にはまっています。どの作品を読んでも、私なりに間違いなく面白いです。今はその作家のエッセイ集を読んでいるのですが、経歴やらナニやら、私と共通・共感できるところが多くあることもわかりました。よりはまっていきそうな予感がします。
 まあ、その作家先生から見たら、お前なんかにナニがわかるんだ!と一蹴されてしまいそうですが、とりあえず作品全部読破してしまおうと、現在進行形です。青春モノ、音楽モノ、アブナイモノ、プチっといやらしモノ・・・、と、どの作品を読んでも、その登場人物に愛着を感じ惚れ込んでしまうのです。諸君ももう少しおっきくなったら是非読んでみてください。
 花村萬月という作家のモノを。
 てか、飲食店以外でお気に入りの店ってのを初めて見つけました。もし店内でニアミスしても、どうか放っておいてください。そこで買える一袋450円のポテトチップスがまた美味いんだな。
 バリバリッ。 


今を生きなさい。美しい記憶を、素晴らしい未来を、さらに輝かせるために

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