108 10月27日

お願いいたします。 

 すっかり忘れていました。実は先週から本校は生徒諸君に、赤い羽根共同募金のお願いをしていたのです。他のクラスなどは、もう集め終わっている頃です。あ〜あ、やっちまった。
 ま、それはさておき、「なんかさー、昔からさー、募金とかさー、してるけどさー、赤い羽根共同募金ってさー、いったいなんなんだよ」 と、いうヒトがいるかもしれないのでちょいと紹介しておきます。
 この 「共同募金」 は、福祉施設・団体等からの申請をもとに、配分計画や募金計画をたてる、いわば 「計画募金」 というものです。要するに、集められた募金を、本当に必要にしているところへ公平に配分しているということなのです。「社会福祉法」 というきちんとした定めのもとで実施されています。実際に群馬県内のどういった施設でどういった使い方をされていたか、資料を見ました。
 知的障害者授産施設 「Y」 では、大き目の陶芸窯を購入することができました。施設のヒト達は今まで以上に大きな作品ができるようになったと喜んでいます。
 精神障害者共同作業所 「T」 では従来からの作業種目である野菜の栽培に加え、本格的に 「花」 の栽培にも取り組むということで園芸ハウスの設置に取りかかることができました。
 「H」 保育園では、「夢の馬車スイングファンタジー(な、なんだろう?スゴそうな名前だ。乗ってみたいぞ!)」 という遊具を園庭に置き、子供たちが目を輝かせて乗っています。
 地域高齢者自立支援事業 「N」 では、一人暮らしのお年寄りの家の庭に、花の植木を配布することを広めています。「この花は毎日よく咲くよ」 と、温かい会話が生まれ、交流の輪が広がっているとのことです。
 ただ単に 「赤い羽根、赤い羽根・・・」 といったって、どういうコトに使われているかがわかれば、募金にも前向きになるってものでしょ。この他、紹介しきれないほどの福祉活動への基金配布の実施があります。私達のほんの少しの心遣いが大きな実を結んでいくのです。小さなココロが大きなココロにつながっていくということ―――私はこういうのって素敵だと思うし大切だと思います。
 こういう活動をしていると、「俺が募金されたいくらいだ、だからやんない!」 なんて冗談交じりに言うヒトがいます。なんて可哀想なヒトなのだろう、とつくづく思ってしまいます。勘違いしないでください。そのヒトにお金がないから可哀想なのではありません。「募金をしよう」、という心すら持てない、そのヒトが哀れで可哀想だと思うのです。諸君の中には、可哀想なヤツはいないだろうな。
 いつの時代もそうだったと思いますが、特に現代はテロだ虐待だ、地震だ、ナンだと、いつ何時、募金する側のヒトが募金される側のヒトになってしまうか、先の読めない世の中です。そんな世の中だからこそ、こういった募金活動の意味も大事になってくるのでしょう。
ワカリマスヨネ。
 よろしくお願いします。ベ○ースターラーメン大袋を買ったと思えば、何のコトはないって。
 明日は県民の日。ゆっくりと休みゃーいーじゃん。 


明日、笑って「おはよう」って言えばいいんだよ

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