109 10月29日

おい!持てってんだ。 

 4月、諸君の担任になった時の二者面談の際、「趣味はなんですか?」 との問いに対して明確な返答をしてくれたヒトが、非常に少なかったことを思い出しました。今更なんでかって・・・。就職やら進学やらの面接指導真っ最中の今、「趣味?うーん、やっぱり無いです」 というヒトが多いのですもの・・・。
 「趣味は○○です」 とキチンと答えられたヒトもいますが、無趣味に近いヒトが大半なのが悲しいのです。だからといって、そんな諸君がとりあえず答えるありきたり趣味の代表格、読書や音楽鑑賞がいけないワケではありません。私だってどちらとも趣味の範囲内です。「わー、今日は一日休みだ。やらなきゃいけないことも無いし、24時間自由に使えるぞー!」 といった日があったら、諸君はどう過ごしますか。「とりあえず寝る!」 と答えるヒトが大半ではありませんか。そんなのもったいないです。趣味の時間に使おうじゃーないですか。
 ワカモノ諸君、趣味を持ちなさい(あ、この世で最低。ぼやきジジイの域に入っちまいそうだ。いかん。ま、いっか)!
 前にも書いたかもしれませんが、私は趣味を沢山持っていました。今では趣味ではなくなってしまったモノもあるので、「持ってました」 となります。
 漫画を描くこと、鉄道模型、カメラ(電車、スーパーカー)、ラジコンカー、テレビ番組特撮モノやアニメの主題歌録音、プラモデル(車、飛行機、船、戦車、ミリタリー)、サイクリング、漫画を読む、読書、音楽鑑賞、バンド(ベース、ギター)、ファミコン、ドライブ、温泉巡り、テニス、スキー、パソコンでインターネット・・・・・・。
 「え“え”っ、そ、そんなコトも・・・」 と声を出されてしまいそうなモノもあるかもしれませんが、小学校の頃からの趣味をざざーっと思い出すだけでも、これだけ出てきます。
 上の中に、「テレビ番組特撮モノやアニメの主題歌録音」 というのがあります。主題歌を録音するだけならまだイイのですが、実は面白かった回や最終回をねらって、番組自体(本編ってこと)も録音していた私がいます。ビデオデッキなんか、普及の 「ふ」 の字もない時代、後で楽しむためには、録音するしかないのです。 後でそれを聞いて、頭の中で画面を再現してニヤニヤするという、今では考えられない行為を繰り返していた少年斎藤・・・・・・、怖。今聞いたとしても、再現する自信がオオアリな自分がいます。まさにマニアだ、我ながら怖い。
 ま、そんな私の趣味はさておき、諸君も大いに趣味を持って、有意義な時を過ごしてみてはいかがかなぁ、と思うのです。
 こうして社会人として仕事をし、生活するようになって感じることは、趣味がそのまま仕事になればもっと良かったなぁ、ということです。本人はどう思っていらっしゃるかわかりませんが、例えばタレントのトコロさんなんかは、まさに趣味イコール仕事で、その結果莫大なオカネを稼いでいるように思えてならないのです。なんとウラヤマシイ!てな感じです。
 これから職に就く諸君は、「何でもいいや」 なんて思わずに、是非とも自分自身で満足のいく職業に就けるようにするべきです。そのためには趣味だっちゅーの(懐かしいな)。
 私ゃ今の職に満足してますよ。
 本当だって・・・・・・ば。 


そんなことで壊れる友情じゃないよ

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