111 10月30日

パカパカは嫌なのに・・・。 

 おい。今日も出張で諸君の前には居ませんが、ちゃーんと過ごしてくださいな。サミシくなったら携帯電話にでも連絡してください。気が向いたら出てやります。
 昨日ちょちょいと触れましたが、その携帯電話というものが出来てから、もう何年が経つのでしょう。子供の頃、GIジョーというアメリカ軍人の人形で遊んでいました。確か銃やヘルメットといった人形のアイテムの中に、人間が背負う程大きな無線電話機があったような・・・。今では片手に収まってしまう程の大きさです。技術の進化って凄いです。開発者、技術者に感謝だな。ブラボー。
 家に留守番電話があったので、そこに残されたメッセージは、出先の公衆電話等から聞くことが出来るように設定しました。ですから、携帯電話は必要ないだろう、と思っていました。よほどの緊急のことなら、職場に電話がかかってくるはずです。当時は基本料金も高かったし・・・。
 その当時のワカモノ文化に便乗したわけではありませんが、ポケットベルを持ち歩くようになりました。ピンピンしていた母が病気に倒れてしまった後、緊急時には、確実に連絡をつけられるようにしなくてはいけないな、と思ったのです。家の電話に誰かからのメッセージが残されると、ポケットベルに通知をするように設定しました。
 この、留守番電話にメッセージが入ったことを通知してくれるポケットベルは、かなり役に立ちました。携帯電話が普及し始めていた頃ですが、やはり携帯電話を持とうとは思いませんでした。
 そんなある日、新宿の街を妻とプラプラ歩いていると、テレビCMなどで有名な家電(ここはカデンと読む。若者読者へ注)ショップが、「PHS1円」 といったキャンペーンをやっていました。ハナシのネタに買って、1ヶ月だけ契約してそのあとは解約しようか、といったノリで、ちょちょいと買って帰ってきました。手のひら程の大きさ、数字しか表示できない白黒液晶画面、メモリー登録はなんと20件もできるのです・・・。今では考えられません。
 その後、職員も何人か携帯電話を持つようになりました。携帯メーカーも各社出そろってきましたが、会社が違う携帯同士は通話できなかったり、まだまだ基本料金が高かったりと、デメリットの方が目立っていました。携帯電話を持っている生徒も数える程でした。案の定私のPHSは、不携帯電話と化していました。
 「このハガキを持っていくと携帯電話がもらえるんすよ。ステーキ食ってたレストランで当たっちゃったんすが、自分は携帯持っているんでこれあげますよ・・・」 同僚から一枚のハガキをもらってしまった私は迷いました。引き換え先は行ったことのない、宇都宮という街でしたが、妻と相談した結果、「どーせそのうち持つようになるのだから、もらっちゃえ」 と、ドライブがてら行ってこようということになりました。
 最近よく、「何でそのメーカーの携帯使っているんですか」 と聞かれるのですが、たまたまその時引き換えたのが、今のメーカーの携帯だっただけです。そういえば最近、「大人だから、話せるだけでいい・・・」 といったコピー文句の、携帯会社のCMがありますよね。私の気持ちもその通りです。
 私にとってはストレート型が使い勝手が良いので、そこだけはずーっとコダワって機種変更をして来ました。んが、嫌なのですが、 近々二つ折りのパカパカにしなくてはならないかもしれません・・・・・・。
 声が聞き取りにくいと、苦情がよくでるのです。
 顔がでかいから、通話口が遠いんだとさ!悲。
 ぢゃな。良い週末を過ごしてください。 


もし相手がおまえを好きだったら、どうすんの

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