139 12月12日

一番好きな歌。高校の時に訳したモノだな。良い週末を。

雄鶏が鳴く前に朝起きたものだった
小銭をもらうためにソーダの瓶を探した
下り坂を曲がってカントリーストアへ行き
カーティス・ロウという名の人にあげるお金を手に入れた

年とったカーティスは白髪まじりのカーリーヘアの黒人だった
ワインを5杯飲んでも平気だった
古びたギターをひざを組んで弾いていた
僕がお金をわたすと、1日中僕に歌ってくれた

僕に歌を歌ってよカーティス・ロウ、カーティス・ロウ
お酒のお金も楽器をよくするお金もあげたから
みんなは彼のことを役立たずというけれど、みんなは何もわかっちゃいない
だってカーティス・ロウはブルースを歌わせたらこの世で一番だもの

カーティスが60才、僕は多分10才の頃だった
ママはよく僕をしかったものだったけど、僕は何度も会いに行った
カーティスの所にいる間は、手拍子をとったり、足を鳴らしたりした
彼は1.2曲歌うごとにワインを飲んでいた

僕に歌を歌ってよカーティス・ロウ、カーティス・ロウ
お酒のお金も楽器をよくするお金もあげたから
みんなは彼のことを役立たずというけれど、みんなは何もわかっちゃいない
だってカーティス・ロウはブルースを歌わせたらこの世で一番だもの

カーティスが死んだ日、誰も祈りに来なかった
年老いた神父は二言三言何かいってから、彼を土にうめた
彼は生きている間、黒人音楽がベースの歌を歌っていた
彼が死ぬ日、彼は自分の持っている歌を全部歌った

僕に歌を歌ってよカーティス・ロウ、ねえカーティス・ロウ
もし生きていたなら、きっとみんなが知ると思うよ
みんなは君を役立たずというけれど、みんなは何もわかっちゃいない
だってカーティス・ロウ、あなたはブルースを歌わせたらこの世で一番最高だもの


なんとかしてみればいいじゃない。それから考えようよ

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