141 12月16日

おとうとってこんなモノか。 

 そろそろ街中にサンタクロースの格好をしたヒトが増えてくる時期です。そんなこんなでそんなハナシ。
 こんな私にも、サンタクロースがプレゼントを持ってきてくれるという幼い頃がありました。イブの晩に枕もとに靴下を置いて寝ると、翌朝そこにはプレゼントが置いてあるという例のアレです。そんな私がナニをもらって喜んでいたか、ということを記憶の糸をたどって思い出してみました。
 ある年はクリーム色したタテ笛でした。5歳年上の兄が学校で使うタテ笛を持っているのを、ウラヤマシそうに見ている幼児斎藤がいたようです。もらったその日から、見よう見まねでぴ〜ひゃらぴ〜ひゃら吹いていました。ヨダレでだらだらなマイタテ笛でした。
 またある年は、ムーミンのぬいぐるみでした。2段ベッドの上で寝ていた5歳年上の兄の枕もとにいたムーミンの色違いです。タオル地の肌さわりが最高でしたが、気が付くと色が変わっていました。何ででしょう・・・そういえばオイニーも加わっていましたっけ。
 またまたある年は、手足と尻尾の長いおサルさんのぬいぐるみでした。つけた名前は、「キッキーちゃん」 です。針金がはいっているので体を自由に動かすことが出来て、これまたカワイイ奴でした。その後現在まで何度か引越しをする度、奴だけは連れて来ていたので、今でも家の中のどこかにいるはずなのですが・・・・・・、どーこいっちゃったんでしょ、キッキーちゃん(しかし安直なネーミングだ)。もし見つけ出した場合、そのキッキーちゃんを持って私はナニをすれば良いのでしょう。やっぱり一緒に寝るのが一番なのでしょうか。でも38歳だしな・・・。
 しかしながらこうして思い返してみると、兄のモノマネばっかりです。所詮(しょせん)弟なんてものは、兄の真似をしたがるものなのでしょうか。真似というよりも影響といった方が当てはまるかもしれません。きっと他にも影響を受けている部分があるハズです。ちょっと恐ろしいかもしれませんが、思い出してみましょう。私の趣味だったモノどもです・・・・・・。
 プラレール、Nゲージ(鉄道模型)、プラモデル(1/24スケールの自動車、1/35スケールの戦車やジオラマ)、小鳥の飼育、大学ノートに描く漫画、週間プレイボーイの愛読、洋楽、楽器、自転車、カーレース観戦・・・・・・悔しいかな、これら全ては兄の影響で始めたモノばかりです。いったいなんてことでしょう。そして挙句のはて、大学卒業時には、兄と同じミュージシャンの道を選ぼうともしてしまいました。
 うーん、こうして考えるとウチの兄って影響大だったのねん。しかし何故に私は教師なのでしょう?
 あ、そういや学生時代にやっていた塾の先生も、兄がやっていた所なので、紹介してもらって始めたのでした。
 話をモトに戻します。そのプレゼントなのですが、今年はおそらく誰もくれないので、おとといの日曜日、自分で自分にプレゼントを買ってきました。うひひ。
 兄は夜更け過ぎぃ〜にぃ〜、ユキエと変わるだぁ〜ろぉ〜、サイレントナァイ〜、ホォリィ〜ナァ〜イ〜
 じゃな。 


何かを始めるのに、遅いなんてことはない

BACK