147 01月08日

くりちゃんとましこさん 

 今年もよろしくお願いいたします。。
 中学生の頃から、大学生までは、紅白歌合戦が終わる時間に、友達と連れ立って近所の神社で初詣をすることが恒例行事になっていました。仕事の都合で私がこちらに住むようになってからは、足利で一人暮らしを始めた私のウチに、友人十数人が遠路はるばる集まって、年末年始の数日間呑み続けることが恒例行事になってしまいました。ここ数年はそこまでの無茶はできなくなってしまったので、正月2日の晩あたりに、我が家の和室で宴会をするのが恒例行事になっています。
 その恒例行事のハナシ。
 大学の後輩にくりちゃんというヒトがいます。元は教員志望で、私なんかが足元にも及ばないくらい博識(教員採用試験の後にお声がかかる)なのに、渋谷の街頭でサックス吹いて酔っ払いからチップもらったり、モンゴルパブでイヨマンテの夜を歌って拍手喝采(かっさい)もらったり、カラオケ店の厨房やったり、旅館の客室で放尿しちゃったり、モーターショーに出品する改造バイク作ったり、十割蕎麦打ったり、漁協に内緒で投網(とあみ)打ったり、ノーマルタイヤで雪の峠走ったり、鳩の燻製(くんせい)作ったり、知らないウチに調理師免許持っていたり、年収40万円の時があったりと・・・・・・、まぁ、ちょっぴり変なヒトです。
 そのくりちゃんが宴会の時の調理を一切合切(いっさいがっさい)やってくれていたのですが、最近はそのくりちゃんに加えて、サークルの後輩(在学は重なっていない若い後輩)の、ましこさんという、中華鍋を振らせたら天下一品なベーシスト(都内や宇都宮でよくライブをやっている。ベース教室で講師もしている)も手伝ってくれるようになりました。今年の正月も二人で大活躍をしてくれて、かなり豪勢な宴会となってしまいました。
 イクラ、塩辛、鰻とセロリの和え物、マスの燻製、アイガモの燻製、牛肉のタタキ、フグの刺身、フグ鍋、フグしゃぶ、カニの刺身、カニしゃぶ、カニ味噌汁、中華風青唐辛子の炒め物、チンゲン菜のカニ玉炒め、マナガツオの揚げ物・・・・・・、その他モロモロと、年末年始に仕入れたり仕込んできたりしたモノを食べさせてくれました。だからなんだって?ただの食い物自慢だってば。食いたかったら20歳になったらおいで。
 それはさておき、そんなこんなでへべれけに酔っ払って、明け方にふと目が覚めました。見渡すと幼稚園から今までの友人達十数人が、布団もろくにかけないで雑魚寝(ざこね)をしています。夫婦で来るヒト、家族の許可をもらって来るヒト、恋人同士で来るヒト、独身だから来るヒト、独身になっちゃったから来るヒト・・・・・・。職場に戻れば部下がいたり、家に帰れば子供がいたりと、一人前の 「イイオトナ」 のはずの、そんなみんなの姿を見ていると、実は毎年嬉しくなるのです。
 「いくつになってもこうして馬鹿なことができる友達はいいなぁ、俺はダメダメだけれども友達には恵まれたかもしれないぁ、よっしゃ!今年も一年頑張るぞ!」 と。
 私にとって友達は財産であり原動力なのです。
 さあ、2004年も始まりました。もちろん勉強は大事なのですが友達も大事です。3年7組もあとわずかで終了です。
 よい友達をたくさん作れ。 


誰だって産んどるんやで。お母ちゃんにだってできたんやで、大丈夫

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