150 01月15日

その名はヒロミ。 

 最近オカマっぽいと言われることがあるのですが、なんででしょ。ま、そんな嫌ではないのですが・・・(半分冗談)。ヒロミというオカマちゃんの友達がいるからでしょうか。そういえば彼、いや彼女とはもう知り合って10年以上が経ちます。ヒトに連れられて、彼女の店に行ったのがそもそもの出会いでした。
 「こんちは〜」 と店のドアを開けると、「あ〜らいらっしゃ〜い。ど〜も〜ぉ」 と迎えてくれます。カウンターに座っていると、その日その日で違った料理が勝手に出てきます。煮物だったりステーキだったりしゃぶしゃぶだったり・・・。何品か勝手に出てきて、好きなだけ酒を呑んで大体5000円ポッキリてな感じです。
 とにかく料理が上手なのです。以前何かの番組で、オカマちゃんの料理対決みたいなものを観たことがありますが、彼女が出たら絶対に優勝してしまうのではないか、といったくらい上手だと思います。
 ま、そんな美味しい料理を出してくれながら、客の我々と同じペースで呑んで話をしてくれます。酔ってくると、今まで、「わたしはねぇ・・・」 だった口調が、「おれもさぁ・・・」 となってしまう変なオカマちゃんなので、「お、本当はオカマちゃんじゃないのか?」 と思ったこともありますが、帰り際には必ずといって良いほど股間をモミモミされ、舌をからめたキスを迫ってくるので間違いなくオカマちゃんでしょう。あ、もちろんキスなんかは拒むのですが、こっちも酔っ払っている都合上、されるがままだったこともあります。う〜ん、嫌な思い出だ。思い出しちゃった。
 酔いながら、彼がいつ彼女として目覚めちゃったか、という、大変興味深いハナシをしてくれたことがありました。実は足利に夜になるとその方面のヒト達が集まる寺があります。寺自体は大変有名な寺なので、名前を聞けば諸君も知っていると思います。高校時代に 「彼」 がその寺に遊びに行った時、その方面のヒト達によって目覚めさせられて、「彼女」 になったとのことでした。う〜ん、怖い。
 そんな彼女が誰に似ているかというと、少々マニアックかもしれませんが、日本人でいうと、「彦麻呂」 外国人でいうと、「オジーオズボーン」 か、太った 「ロッドスチュアート」 てな感じでしょうか。化粧をして店に出ることはなくなりましたが、昔は化粧バリバリで女モノの洋服を着て店に出ていました。4月4日なんかに店に行こうものなら、もう化け物屋敷に入っちゃったんじゃないか、と思うほどです。3月3日(ひな祭り)と5月5日(端午の節句)にはさまれているからオカマの日だからチカラが入るのねん。
 昔は店以外でも出かけたり呑みに行ったりしていたのですが、最近はそういうこともなくなってしまいました。かといって私ゃオカマちゃんではありません。あくまでもオカマちゃんの友達を持っているだけです。先週 「Posi」 にも書いたでしょ。「友達は財産だ」 って。彼女だって私の財産です。
 本名ツヨシ君に久しぶりに会ってみるかな。んが、4月4日は避けておこう。


悲しいことはいくら考えても悲しいだけだよ。早く忘れて元気になろうよ

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