158 01月27日
どーこいっちゃったんだろう。
例のでっかいクルマを譲り受ける時、ちょっといろいろとあり、クルマの名義をきちんと変更しませんでした。今となってはクダラナイ理由でした。そのちょっといろいろ・・・。
5台目のクルマのナンバーは、予定でいくと、とちぎナンバーになるはずでした。当時の私にゃそれが許されなかったのです。住んでいた所の都合上、最初の2台は横浜ナンバー、次の2台は大宮ナンバーのクルマでした。今ではそんなこだわりは全くありませんが、もともと都会派でイカしている私は、クルマのナンバー表記に、コンプレックスを持っていたのです。しかも 「栃木」 ではなく 「とちぎ」 です。漢字なら100万歩譲ってまだありえましたが、ひらがなだけは本当に嫌でした。
んで、そのクルマについていたナンバーは 「川崎」 でした。知人も信頼のおけるヒトだったので、名義変更は後回しにして、とりあえず乗っていようということになりました。その後、「とちぎ」 以外のナンバーをつけられる良い方法があったら、名義を変えようということだったのです。
結構面倒くさがり屋な私です。知人も頻繁に顔を合わせるし、クルマに関する税金やらナニやらの書類や配達物なども、きちんと渡してくれるので、結局そのままだらだらと2年近くも乗っていました。かなり快適、かなり極楽なクルマでした。でもね、「でした」 って過去形なのね・・・・・・。
ある日、知人が 「2、3日の間、ちょっとクルマを貸してもらえますか」 と言ってきました。それまで何度か同じようなことがあったので、その時も普通に、「いいですよぉ」 とキーを渡しました。ところが数日が過ぎてもクルマは戻ってきません。知人の携帯電話に連絡を入れると、鳴る時もあれば電源オフの時もあります。なんだかいやぁ〜な雰囲気が・・・・・・。
そのうちに知人の携帯電話は解約されてしまいました。知人の自宅に押しかけると、既に引越しをした後です。「もぬけのカラ」 ってヤツを初めて見ました。そして数日後、私の手元に届いたのは、その前の月に車検でお世話になった、代理店からの請求書でした。「どーして姿が無いクルマの車検代金を払わなきゃいけねーんだ!月給より高けーし!」 とぷんぷんだった私です。
あ、それでその後はどうなったか・・・。
知人はどうやら名古屋あたりに潜伏しているらしい、という情報は仕入れたのですが、いまだに行方はわかりません。忘れたくても忘れられない出来事です。
「いやー、やっぱりキミしかいないんだよ」 と、駐車場に停めっぱなしにしていたジェミニ君にキーを差し込みましたが、ウンともスンともいいません。修理屋さんに見てもらいましたが、古いし、23万キロも走っているので、修理するのには30〜40万はかかるとのことでした。だったら買ってしまった方がよいだろう、ってことで、6台目のクルマを買うことにしました。
気楽にやるのが大人のやりかた