166 02月23日

始まったぞ。 

 さて、学年特別指導が始まりました。この1年間(いや2年間か・・・) 「単位取得に関係ない時間には学校にいる価値はない。面倒なことはしたくない。怒られようがなにしようが帰ると決めたら帰っちゃう」 といったスタンスだった諸君です。いったい今日から始まるこの一週間は、何人のヒトが登校してきてくれているのでしょうか。30人位は来て欲しいぞ。
 特別指導第1日目の今日は、学校長の訓話です。「訓話」 ってわかりますか。広辞苑でひくと 「教えさとす話」 とあります。教えて諭(さと)す話なのです。ん?この漢字二文字を組み合わせると、「教諭」 なんて文字になります。イチオウ私の職業です。うーん、かなり重みのあるコトバです。てか、かなり重みのある職業だったのですね。私なんかがやっていて良いのでしょうか。私には人を教えて諭した経験なんか全くありませんから・・・・・・。申し訳ありません。かなり反省中な私です。
 そんなワケで心の中から頭の中まで、イケナイニンゲンな私も、今日は諸君と一緒に、学校長に教えて諭してもらおうと思います。
 それはさておき、諸君は入学してから今まで、学校長のハナシを真面目に聴いたコトがありますか。「聞く」 ではなくて 「聴く」 です。心をこめて聴くのです。この一年間、諸君と接していて感じたことに、「このヒト達はヒトのハナシをマジメに聴いたことがないんぢゃねーか」 ってことがあります。担任を持った4月、最初のホームルームは、しーんと静まりかえって私の話を聴いていましたが、しーんとなったのはその時だけ、翌日からはワラワラワサワサしてここまでやって来た気がします。いや、やって来ました。間違いない。ま、全員ではありませんが、全体的にそういったイメージが、7組の諸君にはついているのです。
 順調にモノゴトが運んでいくと、諸君は一週間後に卒業式を迎えます。社会に役立つニンゲンとして、卒業して行くのです。高校生のように、甘えているワケにはいきません。少しはマジメにやらなければなりません。そんなことも含めて、今日からの特別指導に臨んでください。んなワケで、今日はマジメにハナシを聴く。
 あ、ハナシが終わっちゃったのですが、まだ数行残ってます。クダラナイハナシでもさせてもらいます。
 私のウチの近所に競艇場直行のバス乗り場があります。先日ナニ気なくその前を通りかかると、妙な現象に気がつきました。10人程度のオヤジ(そりゃー私もオヤジだが、も少し高い世代ね)達が並んでいるというか、たむろしているというか、ま、ワラワラといった状態でした。そのオヤジ達全員が、野球帽のようなキャップをかぶり、マスクをしてジャンパーを着てるといった服装だったのです。
 なーんで同じ格好になっちゃうんだろう。
 残り6日。慎重に。 


泣いたっていいじゃん。弱くたっていいじゃん

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