002 04月13日

心得。 

 てなワケで3年1組2日目となりました。昨日のお茶の間(てか諸君はこんないい方しねーな。どうせジジイだよ)の話題はどんなモノだったでしょうか。
 「ただいまぁ」 「おかえりなさい」 「おう。ふぅ〜、とりあえず風呂入るから、冷えたビール用意しておいてくれい!」 「なに馬鹿なコト言っているの。んで、担任は誰になったの?」 「タクだよタク!」 「タクって誰よ?ナニモノなんだい?オタク?」 「すっげー顔がでかくて変な髪型してるヤツなんだよ」 「なんだい。そいつぁ〜?チンピラかい?」 「似たようなモノかもしれない」 「え“え”!んで、あんたはそのタクってので大丈夫なのかい?」 「う〜ん、わからん・・・」 「わ、わからないって・・・」 「だってわからねーんだもん。しょーがねーぢゃん!・・・」
 おそらくどこの家庭も↑こんな会話があったのではないでしょうか。いや、無かったかもしれませんね。てか全く無いというのも悲しいか・・・。
 ま、とにかくこの1年間、諸君の担任は私、諸君同士はクラスメイトということになります。イヤでもナンでも学校に来れば顔を合わせることになります。お互いのイイトコロ、好きなトコロを探しておかなければ、快適な空間ではなくなっていきます。
 私はこう見えて、長い間こんな仕事をしてきました。そんな中で毎年のように、「学校がつまらない・・・」 「クラスがつまらない・・・」 「授業がつまらない・・・」 なんてコトバを聞いてきました。けれども、クラスが終わりに近づくとそれが、「学校がたのしい・・・」 「クラスがたのしい」 というように変化してくるヒトが増えてくるのです。だったら最初っから、たのしいという環境の中で過ごしていった方がいーと思いませんか?だってそーでしょ。つまらなかった時の分だけ損した気がしませんか。
 一刻も早く、この1組が諸君にとって快適な空間になるように取り組んでみてください。「諸君同士が快適な関係になる」 「私を始めとした各教科の担当と諸君が快適な関係になる」 この2つが出来るようになれば、快適空間になっていくハズです。
 ただひとつだけ忘れてはならないコトがあります。「自分にとっての快適(たのしい)は、他人にとっての快適(たのしい)でもなければならない」 ということをしっかりと心得てください。要は、皆が快適にならなければ意味がないということです。自分のことしか考えない自己中野郎じゃイケマセン。他人を思いやる心を持てるヒトでなければなりません。
 ぶっちゃけたハナシ、私は高校生活の3年間、勉強も確かに大事ですが、それよりなによりキチンとした人間関係や集団での自分の役割や、ヒトらしい生き方みたいなモノを学んで、どどどーんと卒業していってくれたらいいかな・・・なんてことを考えてこれまでやってきました。この考えはこれからも変わらないと思います。
 ぢゃな。 


目でもコミュニケーションを交わして。言葉だけでは半分も伝わらない

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