025 05月20日

素敵にいくぜ。 

 教師という仕事に就いてから、「気持ちや目線は諸君以下」 てな感じで過ごしてきましたが、気がつくと前任校を含め、この仕事に就いて15年目に突入していました。諸君が3歳の頃に教師という仕事に就いたってーコトですね。ここ最近三者面談をやっていますが、諸君の親御さん達の世代が私に近そう(直接年齢とかを聞くワケにはいかないが、なんとなく同世代チックなニオイを感じてしまう・・・)に感じてしまう私です。
 ま、そんなワケで今でも、「気持ちや目線は諸君以下」 のスタンスに変わりはないのですが、気がつきゃ目線以外は結構なオヤジ世代になってました。かなり悲しいです。けれどもそんな私にも諸君と同じ、「高校3年生」 といった時代がありましたから、今日はそんなハナシをしてみたいと思います。なーんてかしこまっていても内容は大したコトないので、適当に読み流してください。
 神奈川の県立高校普通科に通っていました。最寄り駅から学校まで3キロ程距離があるので、普通であれば駅からはバスに乗るのですが、5人押し込んで(定員オーバーだな)タクシー割り勘で乗った方が安かったので、ほぼ毎朝タクシー登校していました。そういえば、同じく駅からタクシーで通勤している先生が、「一緒に乗っていくか?」 と声をかけてくれることもありましたっけ。そうするとタクシー代はかかりません。その分昼休みに購買で喰うパンが増えるってー感じです。
 多くの諸君と同じ様に、毎日お袋が弁当を作って詰めてくれました。けれどもその弁当はこれもまた多くの諸君と同じ様に、3時間目までには喰ってしまうのでした。それでもって昼休みはナニをしていたかというと、購買のパン販売所の前でパンを喰いながら、友達とウダウダして過ごしていました。このウダウダが楽しいのですよね。
 1年生の時からお付き合いさせてもらっている女性がいましたが、朝から学校が終わる時間までは、オトコ友達(バンド仲間)を中心に遊んだりハナシしたりしてました。向こう(彼女ね)も女同士の付き合いがあるだろうし、私も野郎同士の付き合いに魅力を感じていましたから。
 毎日下校時間からが、彼女と私の二人の時間でした。先に書いたバスやタクシーで通学する距離を、今日学校で何があったの、家でこんなことがあったの、今度のデートはどこに行きたいの・・・、等などを話しながら、1時間ばかりかけて二人で歩いて駅まで向かうのです。駅に着いても、今日はバイトや用事もないからとかいって、更に電車で2駅ある彼女の住む駅(私の駅はそこから更に3駅先)まで歩くこともしばしばでした。学校自体はあまり楽しくなかったかもしれませんが、私を取り囲むヒト達に魅力を感じ、楽しさを見出していた高校持代でした。
 諸君に残された高校時代はあとわずかです。有意義に、楽しく過ごしていってもらいたいと思います。
 素敵な1年にしようじゃないか。
 んな。 


子供が持つ純真無垢な心、それは無知の証だ。その無垢を再び磨きあげたなら、それは知恵の証だ。浮かんでくる疑問を大切にしなさい

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