034 06月02日

繊細なんだな。 

 バツイチのこんな私にも仲の良いおねーちゃんがいます。お互いいろいろなモノに対する価値観が一緒なのです。今の所お互い結婚をするつもりはありません。一緒に買い物に行ったり、食事をしたり、ライブに行ったり、呑んだり・・・、といった関係のおねーちゃんです。それでも結構長い期間のお付き合いでしょうか。
 ↑に書きましたが私はバツイチです。「このヒトと一生一緒に過ごそう、そして幸せにしてあげて、最良の人生を過ごさせてあげよう」 という思いで結婚したのですが、いろいろとあって上手く行きませんでした。そして今のおねーちゃんに行きつきました。
 私の良くない所のひとつに、「気をまわせない」 ということがありました。仕事が詰(つ)まってて、結婚当時は妻(当時ね)のことを、その昔は男友達を大事にしちゃうあまり、彼女(これも当時ね)のコトを考えたり世話をしたりといったコトに、気をまわすことが出来なくなってしまった私がいたのです。女心は繊細(せんさい)なのに、それをわかってあげられなかった私がいたのです。
 先日、おねーちゃんの親御さんから携帯電話につけるアクセサリーをもらいました。直接もらったわけではないのですが、最終的に私の所に行き着きました。七宝(しっぽう)焼きのアクセサリーです。よく見ると作りが細かいのです。技巧といい、仕上げといい、細かい作業や配慮なしには完成できないであろうという一品なのです。そんなに高価なものでもありませんが。私はそのアクセサリーの繊細なところが女心と同じなんだ、と意識していこうと思いました。
 靴を履こうと前かがみになった時、つい胸ポケットに入れた携帯電話を落としてしまったり、着替える時など、ベッドの上にぽーんと放り投げてしまったり、携帯電話って結構雑に扱ってきました。携帯電話にそのアクセサリーをつけておけば、常に 「女心は繊細なんだ」 ということを意識していけると思ったのです。
 携帯電話を雑に扱った時、「あ、しまった!」 と、それを見る度に、「女心もこれと同じように繊細なんだ。気を遣って接していかないといけないぞ。そうしないとまた失敗しちゃうぞ。また一人不幸にしちゃうぞ」 と気づく私がいるに決まっているのです。ですから私は携帯電話にそれをつけました。
 おかげで日々女心(実は女心だけぢゃないぞ。オトコもオンナもニンゲンってものは繊細なココロを持っているものなんだ。諸君に接する時だってその心は同じだと思っている)を意識して過ごしている私がいます。
 それで現在そのアクセサリーの状態はどんなものかというと・・・。
 七宝もはがれちゃったり、傷がついちゃったり、分解しちゃったり・・・。
 駄目じゃんね。
 その度ウチで一生懸命修理をしている私がいます。
 あ、今日は水曜。魚民デー。5時開始だな。わーい。 


人生に妥協はつきものだ。しかし、誤解してはいけない。譲らない部分があってこその妥協なのだ

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