035 06月03日

縁だよ、縁だっつーの。 

 今日は家の都合で諸君の前にはいられません。ちゃんと過ごしてくださいね。明日は週末お馬鹿ハナシなので、今日はマトモな話をしてみます。
 先日、とある方にとある本を紹介してもらいました。その本を読み終わった私は、もの凄い元気というか私の生き方というか、なんでしょう・・・。自分自身のスタンスが正しかったんだな、と思ったり、あ、そういう考え方や生き方もありなんだな、と思ったり、その他いろいろなことを吸収させてもらったのです。そのとある方と出会ったのも 「縁」、その方を通してその本を知り、その筆者の方を知ったのも 「縁」 です。
 諸君、「縁」 ってわかりますか。今まで生きてきた私にとって、この 「縁」 というものはもの凄く大事なものでした。「縁」 から全てが始まるといっても過言ではありません。「縁」 は偶然です。そして大事です。先↑に書いたその方が、そのことを再確認させてくれたのです。
 そんな私は今年度諸君の担任を持つことになりました。1年間離れていましたが、元々面倒を看ていた学年の担任に舞い戻った私がいます。担任発表があった始業式の日、体育館ステージ上の私を見て、「あ、あいつは1年の時にどこかのクラスを担任していたぞ」 「あ、授業受けていたけどなかなか楽しかったかもしれないぞ」 「あ、まーた拓が担任かぁー」 とか、いろいろな思いが諸君の脳裏をかすめたかもしれません。
 これが 「縁」 なのです。「お互い関係を持ってしまったから関(かかわ)りを持つ」 というだけのスタンスです。そんな私が諸君の担任になったのは 「縁」 ですし、在籍50人なんていうクラスだっていうのも私にとっては嬉しい 「縁」 です。50人、いーじゃありませんか。それだけ 「縁」 が増えるのですもの。在籍30数人の担任のヒトよりも多くの縁をゲットしました。こんな素敵なことはありません。
 4月位の学級通信に書いたと思いますが、私は諸君の中にズケズケをと入って行く様な付き合いをさせてもらおうと思っています。「うわ、入ってくるなよぉー」 と思ったって入って行きます。だって1年間は担任と在籍生徒の関係です。お互い快適な関係を保っているのが素敵じゃないですか。
 諸君からしたら、今年度初めて教わることになった各教科担任だって、「縁」 です。もちろん授業中心の話が会話の中心かもれませんが、その教科担任の誰かは、ひょっとしたら諸君のこれからの人生に非常に役に立つ、もしくは参考になるような経験をしているヒトかもしれません。
 「えー、あの先生はなぁ〜」 とか 「ちょっと苦手なタイプで・・・」 とか言っていないで、授業以外の話を引き出してみれば、意外な一面を見せてくれるかもしれません。授業中でも休み時間でもやってみる価値はあると思います。「縁」 をゲットしましょうよ。
 このスタンスが身についてくると、「縁」 の方から自分に近づいてくるようなコトを何度か経験するようになります。「おお、また縁がやってきた!」 てな感じでしょうか。
 諸君も早くそんなコトを経験してくださいな。 


自分のことをちょっと遠くから見て。自分のことを好きになれるかい?好きになれないなら、今日から変わってみせると誓いなさい。そのとき感じたことに逆らわないで

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