054 06月30日

ありがとうございます。 

 先週の金曜日、諸君には申しわけないこと(だって早退して、大掃除やらナニやらをすっぽかしちゃったでしょ)をしましたが、再び東武線の特急にゆられて親父の見舞いに行ってきました。それでも着いたのは夕方5時半、東京はやっぱり遠かったです。
 前日に、「意識が戻って、普通に話しができるようになった」 とは聞いていたものの、やはり自分のこの目で確かめないと気持ちが落ち着きません。病院で待っていてくれた義理の母に案内されて、病室に入りました。
 そこには、ベッドに横になりながらテレビを観ている親父がいました。「ホラ、お父さん。タクちゃんが来たよ」 と義母が声をかけると、親父は私の方を向きながら、ゆっくりとした口調で(歯がないのでうまく喋れない)、「おぉ〜、いぃ〜いおとこになったなぁ〜・・・」 と言いました。「あたりまえじゃんか。親父の子だよ、本当に誰だかわかってるかい?」 と私が声をかけると、「わぁぁ〜かぁぁるよぉぉ〜。たぁ〜っくんだろぉぉ〜・・・」 と答えてくれました。
 あまり長い時間話をしていると、血圧が上がってしまうということだったので、ベッドの脇に座って10数分話をした後、名残惜しかったですが、早々と病院を後にしました。意識の無い時の親父に頬(ほお)ずりした時に伝わってきた、「まだ生きてるよ。死なねーぞ」 という気持ちは、確かなものだったのです。再び特急に乗って、私が自宅に着いたのは夜の10前だったでしょうか。
 先週の一週間は、私にとっていろいろと考えさせられる一週間でした。諸君を始めとして、いろいろなヒト達からいろいろなモノをもらうことが出来た気がします。もちろん諸君からは温かいものをいただきました。諸君の向こう側にいる御父兄からも、激励の言葉をいただきました。職場関連のヒト達からも温かい気持ちや言葉をいただきました。この 「Positive」 はインターネットで公開されています。WEB上でそれを読んでくれているヒト達からも、直接やメールを通していろいろなモノをいただきました。
 「ヒトのココロって温かいな」 と、素直に感じました。諸君の担任をさせてもらって本当によかったな、そう思いました。親父の容態に関しては、まだまだ安心は出来ませんが、ちょいと幸せを感じている私がいます。本当にありがとうございました。
 そういえばね、親父は両腕をベッドの柵にタスキで結ばれている状態でした。「こんなものいらーん!」 と、腕に数本刺さっている点滴用の針を抜いちゃう(おいおい、抜いちゃったら死んじゃうだろ)ので、ソレが出来ないように、結びつけられているのでした。あはは、笑っちゃいます。
 いいぞくそじじー!まだまだ頑張れよな。
 あ、水曜日です。でも今週も自粛モードですが。
 どうしよう・・・。 


意見の相違があるなら、議論すればいい。でも解決したいと思うなら、相違点を強調してはいけない。一致している点を強調すること

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