065 07月15日

ちょいとマジメに。 

 しっかし土曜日の雷雨はすごかったですね。 
 「てるてる坊主」 ・・・・・・。
 雨にあがってもらいたかったり、降ってもらいたくなかったりした時、ティッシュと輪ゴムでよく作っていたなぁ・・・・・・。この梅雨時、パラパラっと降った雨を眺めながら、ふと思い出しました。
 「せっかく学校が早く終わって遊ぶ時間があるのに、雨が降ってちゃ遊べないよ。早くやんでもらおうぜ」 と、小学校5年生の時、友達の家に集まった数人で、ティッシュの箱が空になるまで作ったのが最後のような気がします。窓の上にあるカーテンレールいっぱいにひしめき合っている、てるてる坊主達がいました。
 ちょっと大げさかもしれませんが、テレビの天気予報よりも、学校帰りに片方の靴を放り投げた天気予報の方が的中していた時代の話です。天気は気まぐれ、俺達の力でもなんとかなるのじゃないか、という接し方が普通でした。こうして思い返してみると、ある意味 「純粋な子供」 だったのかもしれません。
 それ以来現在に至るまで、20年以上も 「純粋」 さ、を忘れてしまっていたということでしょうか、なんだか悲しいですね。
 「遠足」 があれば、お菓子代はいくらだとか、どこでお菓子買おうだとか、誰と班を作ろうとか、バスはどこに座れるのかとか、お弁当は何作ってもらおうとか・・・・・・。
 「運動会」 があれば、何組になるのだろうとか、一等賞取れるのかとか、棒倒しや騎馬戦はできるのかとか、親は見にきてくれるかとか、リレーの選手に選ばれるかとか・・・・・・。
 よくある話かもしれませんが、どちらも前日はワクワクして寝付くのが遅くなりましたし、寝る前にてるてる坊主を作って、団地のベランダにそっとぶら下げていました。
 時代の流れ、技術の進歩とはめまぐるしいもので、今では気象予報士という資格も生まれ、天気予報の的中確立が極めて高い時代になりました。数日前には各市町村ごとのピンポイント天気だって、ほぼわかってしまうご時世です。天気予報は確実、それに合わせて予定を組む、という接し方が普通の時代になった今、ワクワクするようなこともなく、なんだかフツーに過ごしていた私がいます。
 どういうわけかはわかりませんが、ニンゲンって歳を重ねるごとに、「純粋」 な気持ちがなくなってしまう生き物のようです。最近は、「あ〜あ、かったりぃなぁ〜」 「面倒くせぇなぁ〜」 「いいよぉ、適当で・・・」 なんて言葉を耳にすることが多くなりました。いや、耳にするばかりか、自分でも知らず知らずのうちに口にしている可能性大です。
 ワクワクしながら、てるてる坊主を作れるような気持ちを取り戻してみようと思いました。
 うっとおしいと思われがちですが、ちょっといいことを思い出させてくれた雨に感謝です。
 諸君は私みたいなオトナにならないようにしてください。
 ん、なんだかマジメなこと書いちゃったかいな。 


お互いのためになる解決案を話し合おう。そうしてはじめて相手もこちらのことを考えてくれる

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