079 09月14日

気持ちなんだな。 

 さて、昨日は3年前の9月11日の話をしました。今日は9月10日の話をします。
 と、いうワケで9月10日だった先週の金曜日、実は私、39歳の誕生日を迎えました。あらかじめこういうコトを書くと、「なんか欲しいのか?」 と思われてしまう(ちなみに何も欲しくないというワケではない。気にして欲しくないだけね)ので、あえて誕生日を過ぎてからコレを書いています。
 諸君は 「誕生日」 というものを、どう認識していますか。どんなヒトにも存在するこの誕生日というものは、そのヒトだけの記念日といえます。ですから、私的には嫌な出来事がひとつも無いような、素敵な一日であって欲しいと思うのです。大事なヒトにとっても、自分にとってもね。
 こんな仕事をしている私です。数年前から誕生日になると、「今日一日、叱らなくちゃいけないことをしないでくれよな」 と、その年その年に担任を受け持っているクラスの諸君に向けて思いを発してきました。もちろん口に出して言うワケではありません。朝礼の時に心の中で発信するのです。
 先週金曜日も発信しました。出張で諸君の前には朝しかいられませんでしたが、朝礼時に 「ピピピーッ」 と発信させてもらいました。私の発信を諸君は受け止めてくれたようですね。「誕生日は叱らないようにしたい」 という、私の素敵な一日は無事終了しました。どうもありがとーね。だってさ、叱る(てか、怒ったり威張ったりということに快感を覚えている教師がいたとしたら・・・、大問題だな)方も叱られる方も、いい気はしないじゃないですか。ね。
 話を少し変えますね。先週、とあるクラスの授業に行った時、女子から、「もうすぐ彼の誕生日なのだけれど、男のヒトが誕生日にもらって嬉しいものってなんですか」 という質問をされたので、私なりに以下のような内容を答えておきました。ま、これは全く私の個人的な意見&オノロケも入ると思うので、適当に読んで流してください。わっはっは。
 今のおねーちゃんと一緒に誕生日を過ごすようになって数年が経ちます。私の誕生日の一週間程前に彼女の誕生日があります。毎年いろいろと考えながら彼女の誕生日を祝ってあげて、その後私の誕生日がやってくるというワケです。生活費のほとんどを自分で稼ぎ出している結構しっかりモノの彼女ですから、私ごときの誕生日に割けるようなお金がないのはわかっています。けれども彼女は、毎年幸せな誕生日を私に与えてくれるのです。
 いつだかの誕生日、深夜に仕事が終わる彼女は、私の好きなミュージシャンのCDをプレゼントに買おうとしてくれました。「深夜営業のCDショップを何軒かまわったけど、売ってなかったんだ、だからこの手紙くらいしかプレゼントがない」 と、酔って涙ながらに語る彼女がいました。もうこれだけで超幸せです。仕事で疲れているというのに、時間を割いてくれた彼女がいたのです。もちろんその手紙は私の宝モノです。
 今年は、すっかり金曜日が誕生日だということを忘れていた私に対して、「木曜にウチに来れば?」 と声をかけてくれました。んで木曜に行った私です。その晩12時に誕生日を迎える私に対して、彼女が用意してくれていたモノは、乾杯用のシャンパン、デコレーションケーキ、ネクタイ、そして手紙でした。
 私ごときの誕生日のために、↑のモノを用意する時間を割いてくれた彼女がいたというだけで、もう幸せでしょ。プレゼントは品物(ネクタイは素敵なんだけどね)や、かけた金額ではないのです。その気持ちだと思うのが、私なりの答だということなのね。
 ぢゃな。 


今現在するべきことに集中すること。過去の失敗に捕らわれるのは、もうやめなさい

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