085 09月24日

温故知新。 

 たまには時事ネタに絡めたモノでも書いてみるか。
 先週末、日本プロ野球界初のストライキがありました。諸君もわかっていると思いますが、その原因のひとつに、新規球団の参入云々(うんぬん)があります。オーナー会議だのなんだのと、いろいろとごちゃごちゃしていますが、私的に判断するところ(あくまでも私的なので、正当性は全く無いし偏見たっぷり)古いタイプの人間と新しいタイプの人間の考えの違いが、最も大きな原因ではないかと思いました。
 私が仕事をしている世界もそうなのですが、私達じじい予備軍は、いつまでも古い考えを持っていちゃイケナイと思うのです。だってそーでしょ、諸君を始めとした 「ワカモノ」 という生き物は、次々と新しいモノを求めて日々変化し、流行だって一瞬のウチに変わってしまいます。私のような仕事をしている限り、常にそういった情報や動きに対応できるようなアンテナをピピーンと張っていなくてはいけないと思うのが、私なりの考えなのです。
 そういった古いタイプの人間というのは、新しいタイプ(もう39歳だけど、一応私は新しいタイプということにしておいてくれーい)の人間や考えを受け入れないし、理解だってしないからねー、といった姿勢をとることがあります。「私達は今までこうしてやってきたんだ、これからもこのままでいいんだ。若造は引っ込んでいなさい」 といったスタンスでしょうか。そういう彼らは、その伝統や歴史を重んじながら、それなりに実績や結果を出してきたわけです。ですから、「私達が正しいんだ」 といった気持ちがわからないワケではありません。でもね、新風(しんぷう)を入れたっていいじゃーありませんか。
 どの世界も同じ様なモノなのでしょうか。今書いたように、新しいタイプの人間は古いタイプの人間に叩かれてしまいます。プロ野球新球団設立に名乗りを挙げたラ○ブドアや楽○の社長さん達もオーナー連中に叩かれているような印象を受けました。私と彼らが同じというワケではありませんが、私もその昔叩かれたような記憶があります。もちろん↑の社長さん達とは、収入的には宇宙とマントル以上の遠いモノがありますが、発想的に近いものを感じるのです・・・、いや、発想的に近いモノがあったら、私ゃ今頃プロ野球参入を企(くわだ)てるIT企業の社長になっているハズですね。前言撤回だな。
 それはさておき、世代交代というか、時代の流れを理解しなさいというか、そういったコトを拒む傾向にあるのが今のじじい世代なのでしょう。長い歴史の中で、新しい風を入れなくてはいけないのに入れられなかったのが、プロ野球オーナーの世界だったのではないでしょうか。私は新しい風や解釈をどんどん入れ込んで自分を変えていこうと思うヒトのつもりです。出来るだけ柔軟なアタマをもったじじいになろうと思っています。
 そんな私も、いずれはじじいになります。その時に、「あいつは柔らかいアタマをもったじじいだな」 と思われたいと思っています。争い事は嫌いです。ですから世の中でこういった争いを見たり、たまたま現場に居合わせたりすると、なんだか若い世代を応援したくなってしまうのです。そんな彼らを見ながら、将来は嫌なじじいにはなりたくないと思っていたプチじじい斎藤なのでした。
 あ、プロ野球に話を戻しましょう。新球団が出来たら私は間違いなくその球団のファンになるでしょう。来期からの新球団参入を認めてやれよ、このじじい共!あ、ちょいと辛口かな・・・、私もいずれじいいだしな・・・。今週は試合やるのかな。なんてったってコレ書いているのは20日だったりするからさ・・・。
 ちゃんちゃん。
 良い週末を。 


知らない人と話すときは十分に思いやって。それぞれの人生があり、ときにそれはあなたの想像を絶するものかもしれないのだから

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