090 10月01日

若葉。 

 免許証カムバーック!なんて言ったって返ってくるワケではありません。私は時間的、物理的なことを考えて、「平日一発試験」 を断念することにしました。簡単に言うと大学時代に必死に通った(この必死というのは、必死に金を貯めた&時間を作ったという意味ね)教習所に通うことを決めました。
 どーせ教習所に通うのだったら・・・・・・、私にはひとつのモクロミがありました。2輪免許も一緒に取ってしまおうと思ったのです。神奈川県に住んでいた頃、暇さえあればひとりでクルマ(一応4WDってヤツね)に乗って、丹沢山系(たんざわさんけい=神奈川の山々だね)の林道を走りに行っては、「行き止ま林道」 に出会って、しまった、行き止まりだ、と思いながらチマチマとクルマをUターンさせていた私でした。
 てか、Uターンできるだけの場所があればまだマシです。多くはそのままバックで戻るしかない道ばかりでしたから。「オートバイならどんなに楽だろう・・・」 当時からそんなことを考え続けていました。それともうひとつ、いつかは大型2輪の免許を取って、ドドドドドーッとハーレーに乗ってみたいと思っている、プチおやじな私がいるのでした。
 2輪免許も取得できる教習所に数件問い合わせをしましたが、どうにも値段やスケジュールが合わなかったので、私のモクロミはその場で崩れ去りました。「とりあえずフツーの免許証だけは取っておこう・・・」 てなワケでフツーの教習所に通い始めました。
 平日の仕事の後、また土日はほぼ一日中教習所に通いました。朝から晩まで8時間ギチギチに、学科教習や技能教習が入った日もありました。もう眠いったらありゃしません。けれども学科教習中に寝てしまうワケには行かない私がいました。だってね、その教習所の教官には、本校の卒業生の方(しかも私が国語を教えていた)がいたり、夏休みを利用して免許を取りに来ている諸君の1年先輩のヒトが居たりするのです。私の素性は瞬時に広まりました。ですから寝てなんかいられないのです。
 学科だけではありません。技能でもかなり苦労しました。私が自動車の免許を取得したのは、20歳になった大学1年生(1年浪人したのね)の時でした。それ以来18年間クルマを運転していた私には自分本位の変な運転グセがついていました。教習中にそれらを全て指摘され、直してもらいました。ある意味私にとっては学ぶことの多い、人生2回目の教習所でした。
 そして私は入所から29日間で卒業をすることができました。んでもって残すは、仮免許の技能試験を落とされまくった嫌な思い出がたーっぷりの、試験場での本免許学科試験のみとなりました。そんな中、「えーい!このままのテンション&勢いで免許カムバックしかないでしょー!」 という私がいました。
 試験場はおねーちゃんの家から程近い場所にあります。前日おねーちゃんの家に泊らせてもらいました。それでもって深夜2時まで呑んだくれる我々・・・。あげくの果てに呑みすぎちゃって、背中をさすりさすりと、夜中に大変なことになっちゃったおねーちゃんの介抱をする私・・・・・・。私の明日の合格はあるのか・・・・・・。
 諸君にもいろいろと迷惑をかけましたね。いろいろとありがとうございました。
 んでね、今は初心者マークをつけている私がいるってワケです。
 良い週末を。 


小さな発見に敏感になろう。ひょっとしたら小さな石ころひとつにも、すばらしいメッセージが隠されているかもしれない

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