117 11月12日

水兵隊。 

 さ、週末なのでちょいとお馬鹿なハナシです。先週のようにじょろじょろ〜〜〜、というハナシではありませんのでよろしくね。
 先日いきなり小学校1年生の頃のことを思い出しました。ちょいと面白いかもしれないので書いてみます。小学校といえば給食です。1ヶ月に何回かは白いかっぽう着が回ってきて、給食当番をやっていました。「当番」というものは掃除でも何でもあまりよい印象は受けませんが、この給食当番だけは前向きに取り組んでいた記憶があります。自分の分は好きなモノを大盛りによそうことができたからでしょうか。んで、「いただきます」 の号令から給食の時間が始まります。当時の牛乳ビンでしたから、もうそこから始まるのです。何がって・・・、爆裂牛乳。
 諸君の世代の給食は牛乳といえば紙パックだと思いますが、私なんかの世代になってしまうと、牛乳はビンなのです。給食当番になった時、一番運びたくないモノでした。だって重いんだもん。
 まずフタを開けるのに失敗して、牛乳をぶちまけるヒトがでます。それを見て飲みかけの牛乳を吐き出してしまうヒトがでます。その鼻から白い牛乳が流れ出したヒトを見て更に牛乳を吐き出すヒトがでて・・・。そうして連鎖的に教室のあっちこっちで、「ぶはっ」 と牛乳が鼻から口から流れ出していくのです。
 それが楽しくて、そのウチにわざと牛乳を飲んでいるヒトを笑わせてやろう、というヒトが台頭してきます。牛乳を飲んでいるヒトのところに駆け寄り、真正面で面白い顔をしたり、面白いコトを言ったりするヒト達です。
 学校では給食の時間になると、「お昼の放送」 というものが流れていました。そのテーマ曲がなぜか、「かもめの水兵さん」 でした。私なんかの給食は基本的にパンが主流でした。もちろん当時は、「ご飯」 なんていう献立はありませんでした。そんな中のお楽しみは、カレーシチューの中に、「ソフトめん」 という、うどんを入れる献立でした。その日だけは先割れスプーンではなく割り箸がでてきます。
 お昼の放送の、「かぁっもぉっめっぇぇぇ〜〜っのすぅぅぃへぇぇぇぃさぁぁぁ〜〜んっ、なぁっかぁぁっよぉぉぉ〜〜しぃすぅぅぃへぇぇぃさぁぁぁんっ・・・」 という歌に合わせて、割った割り箸を左右の鼻の穴に突っ込んで、左右に首を振っているヒトがでて来ました。コレをやられちゃうと牛乳爆裂率は9割を超えてしまう位の 「芸」 です。
 芸が芸を呼び、最初ひとりだった「水平さん」 は3人になりました。「水兵隊」 の誕生です。ソフトめんが出る日には結成し、机をくっつけて給食を食べているグループ班を回っては、爆裂させて好評(?)を得ていました。
 でもコレ、小学校1年生のやることぢゃーない様な気がします。おかしな小学1年生です。「水兵隊」 の3人のうち2人は高校の教員になっているみたいで、そのうちのひとりは・・・・・・。
 わりーね。こんな担任で。
 ぢゃね。
 良い週末を。 


人から愛されるのを待っているのではなくて、まず自分が相手を愛すること

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