150 01月18日

48+1の快適。 

 残り少ない登校日数の中、日々諸君の素敵な所を探すために、出来るだけ教室や諸君の近くで過ごしていた私ですが、残念ながら先週はよくない現場に居合わせてしまったり、よくない話を耳にしてしまったり・・・、という出来事がいくつかありました。
 諸君が一日の大半を過ごす教室や学校という空間は、快適な空間でなければなりません。このことはウチのクラスに限ったことではありません。誰にとってもそうでなければならないと思います。またそういう空間を作っていくのが、我々の仕事であり、諸君の取り組みであると思っています。
 そんな思いの中の先週の出来事でした。具体的な細かいことには触れません。ごくごく簡単に言います。先週一週間の間に、ウチのクラスの中で友人関係を中心に、「ちくしょー」 とか 「むかついた」 とか 「嫌だなぁ、やめてくれないかなぁ」 とか・・・、間違いなくこういった感情を抱いてしまっていたヒトが何人かいたのです。
 いろいろとハナシを聞いていくと、「嫌だなぁ・・・」 という感情を抱かせてしまった側のヒトやヒト達に、もの凄い悪気があったとは思えませんでした。日常の遊びの中のワンシーンに過ぎない、といった感じさえしてしまいました。だからといってそのヒト達に罪がないわけではありません。けれども、常に相手の立場になって物事を考えることができなかった、という罪はあると思います。
 けれどもね、こういったことは、該当してしまったヒト達だけではなく、諸君全体に言えることだと思うのです。人間誰でも自分が中心で、自分にとっての楽しいことが大好きだと思います。そういったことを無意識に優先してしまう中で、弁当を食べたり友人とじゃれあったりしながら、その輪の中にいる誰かを傷つけてしまっているということが、起こってしまうということなのです。こういったことは諸君だけだはなく、我々のような世代にだって言えることです。もちろん私だって例外ではありません。だからこそ、諸君の世代から常(つね)日頃の自分の言動には注意をしていかなければならないと思うのです。ですから諸君にはわかってもらいたいので、ちょっと言わせてもらいます。
 「おい、高校生活ここまで来て、嫌な思いを持って卒業する人間作ってどーする。高校3年生のクラスってのは、後の人生においても、最も思い出深くて縁も深い友人が出来るクラスにもなるんだ。俺は来たるべき3月1日はあんた達が、『学年で一番素敵なクラスだった』 と思えるように卒業していかせたいと思っている。だからあんた達もそこんとこよろしくってなモノだ。もっと他人の気持ちを考えて過ごしていけっての。わかったか!」
 ↑コレは諸君全体に向けて発した言葉です。快適空間作っていきましょうよ。
 んね。 


悩みがあるのはいいことだよ。目標があるから、人は悩むんだから

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